突然ですが、実はわたし、タオル依存症なんです。ブランケット症候群という呼びかたもありますが、それです!
子どもがお気に入りのぬいぐるみが突然なくなるとパニックを起こしてしまうのはよくあることですが、実は大人になっても子どもの頃のお気に入りが手放せない人がいます。
このように、タオルやブランケット、ぬいぐるみ等を手放せなくなることをタオル依存症といいます。
自分としては普通のつもりなのですが、一般的にはちょっと変みたいなのでタオル依存症の実態(わたしの場合)をご紹介します。
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タオル依存症(ブランケット症候群)とは・・・
タオルが大好きすぎるタオル依存症(ブランケット症候群)とは一体どのようなものなのでしょうか。 タオル依存症の症状と原因をご紹介します。
ブランケット症候群とは様々な依存症の一つ
依存症:ある物事に依存し、それがないと身体的・精神的な平常を保てなくなる状態。 出典:コトバンク
タオル依存症(ブランケット症候群)は、タオルが無いと眠れなかったり、落ち着かなかったり、そわそわしたり、人によって違う様々な症状がでます。しかし、アルコールなど本格的な依存症とは全く異なり、病気でもなければ身体に害があるものでもありません。
ただ単にタオルやブランケットが好きすぎて手放したくないという状態のことです。
「スヌーピー」にも登場する!
ブランケット症候群になる原因は愛情不足じゃない
タオル依存症ことブランケット症候群になる原因でよく言われているのが心的ストレスです。
大人が近くにいなければ生きていけない子供は、親と引き離されることに不安を感じます。その時にストレスを感じ、ブランケットやぬいぐるみ等の身近なものに依存をするようになります。
このように聞くと、ブランケット症候群のお子様を持つ親は「子供にストレスを与えて可哀そうなことをしてしまった」と思うかもしれません。しかし、子供が自立していくのは自然なことであり、成長過程で必要なストレスと言えるのではないでしょうか。
ブランケット症候群の子供をひとくくりに「愛情不足が原因」と表現することは絶対に間違っています。
大人もブランケット症候群になる?
タオル依存している子も、通常は成長するにしたがって自然と卒業します。しかし中には、幼少期に好きだったタオルがそのまま手放せないまま大人になる人もいます。
大人のブランケット症候群は突然なるのではなく、幼少期からの癖が抜けないまま大人になったケースなのです。
本物のタオル依存症はこんな感じ!ブランケット症候群の感覚
実際にブランケット症候群にかかった者がどのようにタオルケットと接しているかをご紹介します。
タオルの良さをわからない人にとってはただ単に奇妙な行動なのかもしれませんが、私たちにとってライナス毛布はとても重要な役割があるのです。
触ると気持ちいい感じ
基本的に、家にいる時はずっと触っています。指でぐしゃぐしゃにしてみたり、スリスリしてみたり、クンクンしてみたりです(笑)。特にすることがなく暇なときなどに無心で何分でもスリスリしています。
子猫がふかふかの毛布の上で手をモミモミするのを見たことはありませんか?見た目的にはあれとそっくりです。
特定のブランケットじゃないとダメ
タオル依存症といっても、どんなタオルでもよいわけではありません。母の証言によると、私が初代タオルを持ち始めたのはまだ歩き始める前の0歳の頃。赤ちゃんが使うのに丁度よい小さめサイズのタオル地ブランケットでした。
そして、10年後。小学生になってもボロボロになったタオルを手放そうとしない私に見かねた母が、新しいタオルを買い与える代わりに、古いタオルを処分しました。2代目タオルは大人が使える大きさのタオル地ブランケットです。ちなみに、これ以外のタオルには興味がありません。
2代目タオルのその後…
ブランケットは洗い立てじゃないほうがいい
できれば洗い立てではなく、しばらく放置?して柔らかくなったタオルが好きです。匂いも洗剤ではなく、自分の匂いがついたタオルが気に入っているので洗うのに躊躇してしまいます。家族からは「汚い。臭い。洗え。」と言われてきました…。
衛生的に問題ありなレベルになると渋々洗濯するのですが、洗い立てのタオルケットは微妙ですね…なんかパリパリしてるし。
安心状態ではなく興奮状態
大人でタオル依存症の人は「無いと眠れない・寝つきが悪い」という人が多いようですが、私の場合は「ある」と眠れません。なぜならスリスリしている間は安心状態ではなく、興奮状態だからです。無心でスリスリしすぎて指や唇が擦り切れたことがあります。
眠れなくなってはいけないので、寝る前に5分だけ触ると自分でルールを決めています。5分触ったら手が届かないところへ置く。
無くても何とかなるが、思い出す
タオル依存症の人の中には、「ないと情緒不安定になる」「気になって仕方ない」など、日常生活に支障が出る依存レベルの人もいるようです。
私の場合は、触っていない間はタオルの事はすっかり忘れています。旅行など数日無いのはもちろん、海外に住んでいた3年間は代わりのタオル無しで過ごしていました。それでも、帰国しタオルを見つけ触ると心地よい。やはり完全に忘れたわけではありませんでした。
結局、海外移住した今でも例のタオルケットを持ってきて使っています。
ブランケット症候群の対策
大人になってもタオル依存症が治らない人や、タオル依存症のお子様をもつ人は、それを治そうと必死のようですが、無理をして治す必要があるでしょうか?
ブランケット症候群本人から言わせてもらうと、日常生活に支障が出ない程度の普通レベル(?)なら、むしろ楽しみが増えて得をしている気さえします。
それでも、あえて対策をするとすれば、以下のような方法はいかがでしょうか。
- 見守る・諦める
- タオルを小さくしていく
- 違うものにすり替える
特にタオルを小さくしていく方法はおすすめです。大きいブランケットは邪魔で臭いけど、フェイスタオルくらいの大きさなら周囲も変に思わないはず。
ちなみに、タオルケットは触りすぎてボロボロになってしまったので、穴が開いたところは切って捨てています。そのため面積がどんどん小さくなってきています…。お別れの日が近いのがわかるので覚悟が決まります。
大人のタオル依存症は意外と多い
今回、突然このネタをご紹介したのは、先日「私もタオル依存症です」という人に、人生で初めて出会ったから。