所持金1500ドル(約13万円)でスタートした、カナダ・ワーキングホリデー。カフェやレストランの給料収入とビクトリアでの一人暮らしの支出を公開します。
※この記事に含まれるカナダの時給は2014/09/06(当時)をベースにしています。現在は最低賃金が変更となっておりますので、詳細は追記個所をご覧下さい。
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$1,500で始まったワーキングホリデー生活
私はワーホリをする前、語学留学でカナダに1年間滞在していました。大学付属のESLが終了後、日本に一時帰国し1か月後に再入国。
ワーホリ開始時点での持ち金が約$1500でしたが、前は1年間住んでいたのでイミグレでお金について特に聞かれることはなく、無事通過。
もともと住んでいた場所があるので、家探しなどの手間をかけることなく、すぐに仕事探しをスタートさせました。
ワーホリ支出の内訳(4週間あたり)
- 家賃…$560 (シェアコンド。水光熱費・通信費含む)
- 食費・消耗品…$200
- 交通費…$0 (ダウンタウンに住んでいたので、徒歩で移動)
- 交際費…$200(あまり気にせず使っていましたので、金額は目安です)
- 通信費…$20 (プリペイドのケータイ代)
- 保険…$50 (現地で契約した健康保険)
合計:$1030
※カナダ・ビクトリアでの支出例です。滞在国や地域により異なります。
家賃はダウンタウンか郊外かで違う
ビクトリアは田舎ですが、ダウンタウンだとやはり少し高めで$500~。郊外なら$400から見つかります。交通費として通常はBusPassで$82くらいかかるのですが、街のど真ん中に住めばこれが不要です!郊外の家賃とバス代と比べて同じくらいならダウンタウンに住むことをお勧めします。
私はきちんとオートロックの場所に住みたかったので、ちょっと高いですがダウンタウンから徒歩2分のコンドミニアムにしました。仕事が遅くなり、終電を逃しても徒歩で帰れるのがうれしいです。
保険は現地で加入が断然お得!
日本で海外旅行保険を契約する人が多いと思いますが、現地の保険に加入すると半分以下の金額です。カバーしてくれる内容も充実していて日割り計算。私は一度も使用することはありませんでしたが、日本語サポートもありました。
クレジットカードを持っていれば、渡航初期は付属の海外旅行保険でカバーできるはずですので、切れたころに現地の保険に加入するのが良いと思います。クレジットカードの保険が不安な人は、短期間だけ日本で加入していく方法もあります。
大学付属のESLに通う人は、州の保険に激安で加入できる場合があるので調べてみることをお勧めします!
ワーホリ収入の内訳(4週間あたり)
私は、コーヒーショップと日本食レストランで働いていたので、実際のお給料を比較してみます。※どちらの場合もTAXは換算していません。
カフェで働く場合
- アルバイト…時給 $12×6時間×4週間(20日)=$1440
(週40時間まで働けますが、そんなに働くことは稀だったので、30時間で計算しました。ちなみにMAX40時間働くと、$1920) - チップ…1日あたり$5×20日=$100
合計:$1540 ※B.C.州の最低賃金は$10.25(当時)ですが、私の働いていた職場では雇用後すぐ$12になりました。
お酒を出すレストランで働く場合
- アルバイト…時給$8×6時間×4週間(20日)=$960
(レストランは、ランチタイムとディナータイムの断勤になることが多いです。昼2時間+夜4時間など。) - チップ…昼勤務1回$15、夜勤務1回$45
毎日昼と夜両方働いた場合は、$1200
合計:$2160
ワーホリではチップが大きい収入源!
レストランで働いているときは、給料よりチップ収入の方が多いことがよくありました。しかもチップは日払いで支給されるのもうれしい。
私が働いていたレストランは、客単価$50以上はあるお店でした。その分、良いサービスは期待されますが、チップも倍増♪
従業員の多くは、チップだけで生活し、給料は全部貯金していました。
カフェはレストランと比べてチップ収入が少ないですが、その分接客に関してはとても楽でした。サービスしてもらう前提と、セルフサービス前提ではお客さんの態度も全く違いますね。それでも、人によっては、$4の飲み物に$10のチップをくれる人もいました!不思議です・・・。
働くならお金の心配はない
一日6時間勤務だけで、ざっくり計算して$500ほど余ります。特に、私が住んでいたビクトリアは田舎なので、ショッピングなどあまりお金を使う機会もなく、収入は少なくても出費が抑えられました。
物をあまり買わなかったので、費用はコンパクトになりましたが、バンクーバーとかトロントとか大きな町に住むとかわいい雑貨の店も多いだろうし、これよりはお金もかかるかなーと思います。
歯医者や美容院、ネイルサロンなどここには記載していない出費もありますからね^^;
帰国までにタックスリターンを忘れず申告
インカム・タックス・リターンをすることによって、毎年実際に払うべき税金を計算します。
毎回のお給料から天引きされていたインカム・タックスの金額が多すぎれば、返金されますし、 少なすぎれば、支払わなければなりません。ワーキングホリデーの人はほとんどの場合、返金されるようです。
日本では、確定申告というと、特定の人しかしないものですが、 ここ、カナダでは、サラリーマンを含むすべての人が 毎年インカム・タックス・リターンをしなければなりません。引用元:インカム・タックス・リターンお助け隊
働くことも体験しながら、海外生活を楽しむ特別な制度
最後に、ワーホリ自体がお金を稼ぐ目的の物ではありません。海外の空気を肌で感じながら、実際に働くことも体験できるビザです。「いくら貯めたい!」とかは本来の目的と外れてしまいますので、お気を付けください~。
午後3時には仕事を終え、夕方は趣味や勉強の時間にしていましたが、余裕で暮らしていけましたし、貯金もできました。お金がないからワーホリは無理とか、ワーホリはお金を捨てるようなものとか、多くの人が思っているほど金銭面での心配はありません。
まとめ:帰国までに$10,000貯金成功
私は日本食レストランは2か月で辞めて、カフェ1本で働くことになりました。収入は減ったものの、縁あって、$100/月で住めるところを見つけ、結果として帰国前に確認した時は$10,000くらい銀行に預けていました。
ワーホリで大金を貯めるためには、知識、技能や人脈などが必要となるかもしれませんが、マイナスにならずに普通に生活すること自体は難しいことではありません。
貯金がないからと諦めず、貧乏でも楽しくワーキングホリデーを体験してほしいと願っています。