カナダでの出産は日本と異なることも少なくありません。産後は生まれたばかりの赤ちゃんとものすごく忙しくなるので、妊娠中の暇なときに調べて用意しておくと安心です。
カナダで実際に出産してみて必要だと思った、入院準備品リストと帰宅後すぐ使うベビー用品をご紹介します。
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出産入退院時の必須&便利グッズ
カナダで出産する場合、産後24時間で退院となります。そのため、着替えなどの荷物は1日分でOK!軽食・飲み物、ナプキン、おむつ等の1日ステイに最低限必要な消耗品は病院で用意してもらえますが、特にこだわりがある人は準備したほうが良いです。
入院時に準備するもの
- 健康保険証・診察券
- 下着(パンツ3,4枚)
- パジャマ
- 赤ちゃんの肌着
- スリッパ(サンダル)
- 枕
- スキンケア・ボディ用品(化粧水やシャンプー)
- 軽食・飲み物
- 大きめナプキン(15枚以上)
- 母乳パッド
- おむつ・おしりふき
- 暇つぶしグッズと充電器(スマホやゲームなど)
産褥ショーツと産褥パッドはカナダでは売っていないようです。普通のパンツと夜用ナプキンで問題ありません。
カナダの病院にはスリッパの用意がありません!産後でも楽にはけるルームシューズやビーチサンダルが必須です。枕は余裕があれば持っていきましょう。大きめの枕は授乳にも使えるし便利でした!
退院時に準備するもの
- 退院用の服(お母さん・赤ちゃん)
- おくるみ(ブランケット)
- カーシート
24時間後の退院までに家族の人に持ってきてもらいましょう。
カーシート(チャイルドシート)が正しく設置されていないと退院させてくれない病院もあるそうです。新生児でも使えるものを準備しておきましょう。バスケットを取り外しできるトラベルシステムは首がグラグラの生まれたばかりの赤ちゃんでも使いやすいです。
カナダでの無痛分娩出産の体験談を下記のブログでご紹介しています。ぜひご覧ください。
出産前に用意したい準備品リスト
カナダでは入院は1日だけで、翌日には赤ちゃん共々さっさと自宅に返されます。日本では出産入院中にパートナーに準備してもらうこともできますが、カナダではそうはいきません。産後2日目から自宅で赤ちゃんのお世話をできるように事前にしっかり準備が必要です!
私が必要だった・用意しといてよかった・追加で急いで準備した赤ちゃんグッズを紹介します。
ベビーベッド
カナダでは赤ちゃんも生まれた時から自分のベッドで寝ます。新生児用の小さいベッド(Cradle)だと、数か月で使えなくなってしまいます。大きく、頑丈なベビーベッド(Crib)を最初から用意したほうがいいです。
日本のベビーベッドと違い、柵の上げ下げはできず固定です。そして、大きく重い。300ドルくらいするのでちょっと高いですね。
カーシート
カナダではバスケットを取り外してベビーカーに付け替えられるトラベルシステムが人気です。9割くらいはトラベルシステムなんじゃないかな。
トラベルシステムのバスケットは小さい月齢の赤ちゃん用です。成長したらすぐに新しいカーシートを用意しないといけません。便利だけどコスパが悪い…。そのため私は新生児から小学生まで使える独立カーシートを購入しました。
ベビーバス
日本だと1か月程度と使用期間が短いのでレンタルで済ますこともありますが、カナダは洗い場の無いユニットバスが主流なのでベビーバスの使用期間は長め。
うちの娘は4か月頃からバスタブに直接入るようになったので使用期間はあまり長くありませんでしたが、長い人では1歳頃まで使うこともあるそうです!
おむつ替え台
日本ではあまり見ることのないおむつ替え台(Changing table)。私も「こんなんいらんじゃろ。ベッドか床で変えたらいい。」と思っていましたが買って正解でした!大きなメリットは下記2点。
- 高さが丁度よく替えやすい
- ビニール素材なので汚れても拭き取れる
月齢が低い赤ちゃんはおむつ替え中におしっこやうんちをしてしまうことがありますが、おむつ替え台なら被害最小限です。
ストローラー(ベビーカー)
新生児のうちはあまり出かけることもないので必要ないかもしれませんが、成長してくると必須になります。カナダではバスも電車もベビーカーで移動が楽々♪結構大きな幼児(4、5歳)がベビーカーに乗っているのも見かけます。
便利なトラベルシステムにするか、草むらもスイスイ進める重量級にするか、機動力の高い軽量タイプにするか悩むところ…。私はコンビ社製の軽量ベビーカーを日本から取り寄せました!コンパクトなので狭い玄関や車でも使いやすいです。
ベビーキャリア(抱っこ紐)・スリング
カナダではベビーキャリアはあまり見かけません。どこに行ってもベビーカーばかり。
私の娘は2か月頃まではスリングが大好きでした!ちょっとの買い物も基本はスリング。ベビーキャリアは使用できる月齢(4か月頃)になってからは、家事をするときに家の中で使うことが多かったです。あとは日本に一時帰国するときとか。
カナダでもエルゴやベビージョルンが有名ですが、日本と違って外出での使用頻度が低いので安い製品でもOKかと。
バウンサー
カナダのバウンサーは日本の製品よりも大型。機能も豊富で、おもちゃがついていたり、音楽が鳴ったりします!しかも自動で動くから驚き!
価格はセール品だと50ドルくらい。ブランコみたいに自動で動く製品だと300ドルくらいで用意できます。
私は電池で動くバウンサー(60ドル)を購入したのですが、動きが緩くてうちの娘には通用したのは最初の1か月くらい。結局手動で動かすことに。寝返りをしだす4か月頃まで使用しました。
ベビーモニター
カナダでは基本的に赤ちゃんも両親とは別室で寝ます。その場合、ほぼ準備必須となるのがベビーモニターです。
カメラをベビーベッドに取り付けると、遠隔モニターでどこからでも赤ちゃんの安全を確認できます。ベビーモニターといっても種類は豊富。価格は50ドル~400ドルくらいまで幅広いです。
私は200ドルくらいの音声・映像付き中堅クラスにしました。生後11か月となった今でも大変重宝しています。まだまだ使いそう。
ロッキングチェア
日本ではあまり見かけませんが、あると便利。赤ちゃんを抱っこしてユラユラすれば高確率で寝てくれます!置き場所があるなら準備しておいて損はありません。
私は子供部屋用にIKEAで70ドルの安いチェアを購入しましたが、超便利なのでリビング用に、ちょっと良いチェアを中古で譲ってもらいました。
赤ちゃんの身の回り品
退院初日から必要になる赤ちゃんのお世話グッズです。どれも必須な身の回り品です!どれも最低数用意しておいて、数が足りないものは後から買い足すのが良いと思います。
赤ちゃんの日用品
- 哺乳瓶
- 粉(液体)ミルク
- おむつ&おしりふき
- ベビーソープ&シャンプー
- 保湿ローション
- おむつかぶれクリーム
- 体温計
- 爪切り
完母予定の人は液体ミルクを用意するのがおすすめ。カナダの液体ミルクは容器に直接ニップルをつけることができます。そのため哺乳瓶や消毒器具が不要で、緊急時にも使いやすい。数本ストックしておいて損はない!
衣類
- 肌着(ロンパース)
- パジャマ
- 手袋
- 靴下
- 帽子
- ビブ
- 防寒具
冬でも室内は隅々まで暖かいカナダの住宅。しかし一歩出ればマイナスの世界です!外出する場合はカナダ用の防寒グッズが必須!日本の防寒用品は通用しません(笑)
北米のベビー服と日本のベビー服はサイズが異なります。月齢ごとのサイズを下記のブログで比較しています。
リネン類
- おくるみ
- ブランケット
- 防水シーツ
- ガーゼ(タオル)
カナダではなぜか赤ちゃん用のガーゼタオルは売っていません。タオル地のハンカチを使います。私は日本からガーゼも持参しましたが、あまり差は感じませんでした。好きなほうでOK
おもちゃ
- おしゃぶり
- 音が出るおもちゃ
- モービル
お母さんのために必要なもの
- 授乳ケープ
- 搾乳機
- おっぱいケアクリーム
手動の搾乳機を準備していましたが、腱鞘炎になってしまい自動搾乳機を買いなおしました。日本では見かけませんがカナダではPhilips AVENTというブランドが人気です。哺乳瓶もセットで購入しました。価格のわりに使いやすい!
産後2か月までは授乳が激痛でした。知り合いのママさんドクターに相談するとAlevaのNursing Balmを勧められました。これが良く効く!母乳予定の人は要チェック。
まとめ
- 入院準備品にスリッパ(サンダル)が必須
- カナダでは悪露用の産褥パッドはなく、大きめナプキンを使用
- 生後2日目から自宅でお世話できるように事前準備が重要
- 液体ミルクが便利 (母乳育児でも数本用意しておきたい)
- ベビー服はサイズ基準が日本と異なる
- 育児グッズの主要ブランドはPhilips AVENTシリーズがお勧め
基本は日本の出産準備と同じですが、カナダでは準備されていないものや手に入らないものがあります。逆に日本にはないけど便利なものもあるのでよく調べておきましょう。準備万端にして出産に備えたいですね!