海外では手に入らないものを日本から取り寄せたい!
そんなときに利用できる海外発送方法が、郵便・ネットショップ直接発送・転送代行サービスの3つです。
実は、これらの発送方法は価格の他、条件によって利便性が大きく異なるため、一番自分に適した方法を選ぶのが大切です。
今回は日本からカナダへ海外発送する場合を例に、郵便局・Amazon・転送サービスの料金と使い勝手を比較してみました。
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日本で購入したものを海外発送する場合の選択肢3つ
日本で買いものをして海外に荷物を送るとき、どんな方法がベストなのでしょうか。国際郵便は料金が高いだけではなく、色々なリスクもつきものです。
最もメジャーな郵便も含めて、購入したものを海外発送する方法3つの料金を調べました。
- 郵便局から送る
- ネットショップから直接海外発送
- おまとめ転送サービス
それでは、ひとつひとつご紹介していきます。尚、日数や料金はカナダ宛を基準にしていますが、他の国にお住いの方もぜひ参考にしてください。
郵便局から送る
海外へ荷物を送るなら郵便局から送るのが一般的です。
昔からある海外発送方法で、リスクが少ないのでオススメです。但し日本に協力者がいること(または自分で郵便局に行けること)が絶対条件になります。
メリット | デメリット |
・どこからでも簡単に送れる
・ほとんどの国、都市に対応 ・禁止品以外、何でも送れる ・郵便のプロなので信頼できる ・個人名から送るので関税対策が可能 |
・日本国内に協力者が必要
・ラベルやインボイスの記入が面倒 |
郵便局を利用する場合の、国際郵便の種類・料金・所要日数を下記のブログでご紹介しています。
クロネコヤマト国際宅急便はカナダ対象外
最近、クロネコヤマトで国際宅急便が始まりました。しかし現在のところ、カナダ宛の荷物は個人対象外で書類しか送ることができません。実質ほぼ利用不可ということですね…。早く対応してほしいものです。
ネットショップから直接海外発送
Amazonや楽天などのショッピングサイトでは、直接海外発送を受け付けている場合があります。
特にAmazonは独自の海外配送システムを持っているので、Anazon.jpが販売・発送している商品は郵便局の国際スピード郵便(EMS)より割安で送ることが可能です。
Amazon海外配送の利用料金例
8キロの荷物をカナダに送る場合、郵便局と比べると料金+手数料は下記のようになりました。
郵便局(EMS) | Amazon海外配送
(Amazon.jpによる販売) |
Amazon海外配送
(出品者による販売) |
12300円 | 10200円 | 13500円 |
(※Amazon海外配送は商品によって異なる場合があります)
料金の安さもありますが、配送時間も北米なら3日~4日と、EMS(4日)並みの早さです。さすがAmazon!
メリット | デメリット |
・協力者が必要なく、一人で完結できる
・Amazonは料金が割安 ・ラベルやインボイス記入が不要 |
・送れる商品が限定されている
・購入したものでないと送れない
|
おまとめ海外発送・転送サービス
日本国内のショッピングサイトで購入した商品を、まとめて転送してくれるサービスです。配送方法も、郵便局が取り扱っているものなら対応可能なところが多いです。
色んな会社があり、料金は似たり寄ったり。数百円の手数料がかかる場合があります。時期によってはキャンペーンをしているので上手くいけば安く送ることが可能です。
先日は、4万円~20万円以上購入でEMSが10~50%offになっていました。
海外転送サービスの利用料金例
大手海外転送サービス(転送コム)で8キロの荷物をカナダに送る場合、郵便局と比べると料金+手数料は下記のようになりました。
EMS | SAL便 | 船便 | |
郵便局 | 12,300円 | 10,450円 | 5,650円 |
転送コム | 15,200円 | 13,350円 | 8,550円 |
8キロの荷物だと、約3000円の違いですが、20キロになると約5000円の差になります。高いですね!!
手数料無料に注意!
手数料無料をうたい、ちゃっかり郵送料金を高く設定している業者もあります。というかこれがほとんどです。
手数料無料=お得!ということでは無いので、最終的な料金をしっかり確認したうえで選択した方がよさそうです。
メリット | デメリット |
・協力者が必要なく、一人で完結できる
・色々なサイトで購入しまとめて発送が可能 ・キャンペーンをしていることがある |
・ショッピングサイトが限定されている
・購入したものでないと送れない ・料金が高い |
配送方法の選び方
色々送りたい場合は郵便局がオススメ
ネットショップの海外発送も海外発送代行も、購入した商品でないと送ることができません。そのため、普段使っているものなど身の回り品をカナダに送るには今のところ郵便局を利用するしか方法がありません。
家族など、日本から送付してくれる協力者がいる場合は郵便局からの海外発送が一番です。また、個人名から個人名宛の送付になるので、関税がかかりにくいという噂もあります。
Amazonだけで購入する場合はAmazon海外配送
Amazon.jpで買ったものはAmazonの海外配送が早くてお得でオススメです。
書籍やCD、ゲームソフトは1点あたり1000円ほどで送れるのでリーズナブルですね。実際は、海外配送対象ではない商品も多いのですが、目星のものが対象ならとても便利です。
日本に協力者がいない場合は海外発送代行サービス
郵便局から手続きをする人がいないかつ、色々なショッピングサイトでまとめて購入したいものがある場合は海外発送代行サービスを利用することになります。
ご紹介したように送料は割高ですが、発送の準備や破損・紛失時の対応などもしてもらえるので自分で郵便局に行く必要がないのが最大のメリットですね。
オプションで厳重梱包のサービスもあるので、料金が高くてもいいから楽な方法がいい人にオススメです。
カナダへ荷物を送るときは、送料だけではなく関税がかかる可能性があることを知っておかなければいけません。カナダの関税のしくみや金額をまとめました。