欧米で大人気の「ジャンパルー」というベビー用室内遊具をプレゼントで頂きました。日本で見たことがないジャンパルーを前に、「こんな遊具必要・・・?なんか危なそう…」というのが最初の印象でした。
実際に使ってみると思いのほか便利で娘も大喜び。ただし気になるデメリットもいくつかありました。日本で購入する価値があるかは個人の生活環境次第だと思います。
ジャンパルーの製品レビューと、メリット・デメリットをご紹介します。
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ジャンパルーとは
ジャンパルーとは、お部屋でジャンプ遊びができる遊具のこと。販売しているFisher-Priceは世界売上第一位のアメリカ最大手おもちゃメーカーです。
円盤の真ん中に赤ちゃんを座らせて、ジャンプ遊びをさせることができます。円盤には色々なおもちゃが付いていてジャンプ以外の遊びも可能です。
ジャンパルーを使える期間は?
ジャンパルーは首がすわってから、独り歩きをする直前まで使うことができます。体重は12㎏までのようですね。
個人差があるものの、3か月~1歳頃が適当な月齢でしょうか。我が家の娘は首のすわりが早かったので2か月過ぎから楽しく遊んでいました。つかまり立ちができるようになった現在(10か月)は、ジャンパルーよりも歩行器に夢中ですが体重的にはまだまだ使えそうです。
気になる安全性
日本ではあまり見かけない遊具ですし、最初は安全性が心配でした。しかし、Fisher-Priceは業界世界トップ。世界中でジャンパルーを販売していますが、特に事故も起きていないということは安全なのでしょう。
下記は実際に使用してみて安全面について感じたことです。個人的意見ですが、ご参考まで。
揺さぶられっこ症候群の心配は?
音が激しいので一見ものすごく揺れているように見えます。ジャンパルーで遊ぶ娘の動画を実家の母に見せると「それ、大丈夫なん?」とたいそう心配していました。
実際に近くで見ると揺れはそれほどでもありません。ジャンパルーは赤ちゃん本人のキックで動いているので、0歳児の力では激しくなりようがない。
さらに、地面に着いているのはつま先だけです。踏ん張りが効かないので大きなジャンプはできません。
ジャンパルーから落下する恐れは?
構造上、一人で乗り降りできない赤ちゃんが落下することはありえません。
しかし、10か月ほど使っていると一番負担がかかる股の部分が破れてきていました。万一、破れても尻餅をつく程度かとは思いますが、念のため自力でしっかり補強しました。
足腰の骨・関節への影響
ほぼ浮いている状態のため足への負担はなさそうです。ジャンプの着地時にかかとがギリギリ着くかつかないか。こまめに高さを調整すれば大丈夫。
しかし、股関節が伸びるので小さい月齢の赤ちゃんが長い時間利用するのは良くないかもしれません。まぁ、それを言えば抱っこ紐と同じ状態なわけですが…。
娘の場合は飽きて出たがるので1回につき10~20分が限界でした。どの赤ちゃんもジャンプするのも疲れるだろうし、股関節に影響が出るほど長時間の使用は無理なんじゃないかな…。
赤ちゃんはジャンパルーが大好き
最初はジャンプができずに、周りのおもちゃを触って遊ぶだけだった我が娘も4か月頃には声を出して大喜びで跳ねていました。
ジャンパルーの音楽とジャンプのリズムがぴったり合って、とても楽しそう。周りのおもちゃを触ると音が出たり光ったりと赤ちゃんの五感を刺激します。
ハイハイを始める前の赤ちゃんはあまり自由に動けません。ジャンパルーは自分の力で動いたり音を出せるのでこの月齢の赤ちゃんはすごく楽しめる遊具ですね。
一緒に遊ぶ方が喜ぶ
ジャンパルーに入っていてもやはり放置されるのは気に入らない様子。トイレなど少し席を外す程度なら問題ありませんが、目の前でブログに夢中になっているとジャンプしながら文句?を言いだします。
大人も一緒にジャンプしたり、歌ったりするとテンションが全く違います。疲れて結局は私が先にギブアップするのですが…。
ジャンパルーのメリット・デメリット
日本ではあまり見かけることのないジャンパルーですが、海外ではとても人気がある室内遊具です。実際に使ってみると人気があるのも頷けます。ジャンパルーのメリット・デメリットをご紹介します。
ジャンパルーのメリット
良いところ① 一人で遊べる
0歳の赤ちゃんは何でも口に入れるのでずっと見張っていないと心配…それだとトイレにも行けない。そんな時にジャンパルーに入れておけば15分くらいは一人で楽しく遊んでくれます。ちょっとした家事をしやすくなります。
良いところ② 運動ができる
こちらは個人的意見ですが、ジャンプを日常的にすることで足腰が強くなり体力がつく気がします。実際にジャンパルーを使った子供たち(私の周り10人ほどですが…)はお座りやハイハイも順調で1歳までには歩いていました。まあ、早いのが良いとは限りませんが。
良いところ③ 赤ちゃんが喜ぶ
赤ちゃんにもよりますが、私の娘の場合は大変喜んでくれました。特にハイハイもできない5・6か月頃は自力で動けることがすごくうれしいようです。床に転がっている時とは景色も違うので、入るだけで楽しそうにしていました。
伝い歩きができるようになってからは自分で歩き回る方が楽しそうですが、時々ジャンパルーに入れてあげると喜んで遊んでいます。
ジャンパルーのデメリット
欠点① 広い置き場所が必要
ジャンパルーの最大のデメリットは大きくて場所をとること。縦横それぞれ最低90㎝(できれば100㎝以上)のスペースを確保したいです。壁や家具横ギリギリだと周りが見えずに赤ちゃんが嫌がるので、置き場に悩みます。我が家は15畳ほどのリビングに置いていますが、結構存在感あります(笑)
欠点② ジャンプの騒音が激しい
ジャンプするので当然のこと騒音が激しい。下の階だけでなく上の階にもドスン!ドスン!と響き渡ります。昼間に短い時間で使うなら大丈夫ですが、マンション住まいの人は騒音トラブルに要注意です。
欠点③ 使用期間が短くコスパが悪い
ジャンパルーの価格は15000円~30000円。確かに赤ちゃんは喜んでくれるし、少しの時間なら一人遊びができるので便利ですが、かなり高価なベビー用品です。使用期間は赤ちゃんによりますが8~10か月程度が多いのではないでしょうか。そう考えるとコスパはけして良くない。
欠点④ 掃除が大変
0歳の赤ちゃんは何でも舐めるし口に入れます。ジャンパルーの付属おもちゃも例外ではありません。取り外して洗えないものもあるので、お掃除作業が少し面倒ですね。すぐ隙間にコホリがたまるし。
日本で販売中のジャンパルー
国内ではあまり販売していないジャンパルーですが、通販サイトで検索するとたくさんヒットしました!
購入者レビューが★4以上の商品をご紹介します。ちなみにジャンパルーはFisher-Priceの製品名で、こちらの遊具自体はジャンパーという名称で販売されています。
レインフォレストジャンパルー2
ジャンパルーといえばFisher-Priceの製品。レインフォレストジャンパルーは日本で販売中の製品では一番人気です。私がプレゼントで頂いたジャンパルーは北米版ですが、こちらとほとんど同じです。
音楽や音がでるので赤ちゃんも大喜びです!
メーカー | Fisher-Price |
サイズ(組み立て後) | 幅80×奥行80×高さ100cm |
対象月齢 | 首すわり~12kg以下 |
重量 | 7800g |
ポップアップジャンパー
日本育児の折り畳みができるジャンパーです。折り畳みができるので使うときだけ開ける優れもの。こちらなら部屋が狭くても大丈夫ですね!収納袋が付属しているので便利です。
メーカー | 日本育児 |
対象月齢 | 6~12ヶ月(11kg・76cmまで) |
サイズ | W85xD85xH61cm |
重量 | 4000g |
はらぺこあおむし アクティビティ ジャンパー
日本育児のジャンパーです。海外製のジャンパーはデザインが微妙なことが多いのですが…これ!めっちゃ可愛い!!誰でも知っている「はらぺこあおむし」なのでプレゼントでも喜ばれそうですね。
メーカー | 日本育児 |
対象月齢 | 6ヵ月~11kg |
サイズ | W83.5*D72*H116 |
重量 | 8500g |
まとめ:ジャンパルーは買う価値あり?
海外では、赤ちゃんがいるほとんどの家庭で使われているジャンパルーですが、日本の生活環境は海外とは大きく異なります。もしも日本国内で購入・使用を検討するならよく考えたほうがよさそうです。
- 一戸建てに住んでいる(騒音が問題にならない)
- 置ける十分な広さがある
- ベビー用品に使える予算がある
- 赤ちゃんに運動させたい
- 赤ちゃんがママ・パパにベッタリでトイレにも行けない
8か月使ってみた感想
首がすわった生後3か月で使い始めて、伝い歩きをするようになった生後10か月後半にジャンパルーを卒業しました。片づけることに決めた理由は、使用頻度が少なくなってきたこと・伝い歩きの方が楽しそうなこと・場所をとることです。
プレゼントで頂いた当初は「こんな激しく動くものに赤ちゃんを入れて大丈夫なのか・・・?」と不安でしたが、楽しそうに遊ぶ娘の姿を見て「使ってよかった」と思うようになりました。
ジャンパルーのおかげかはわかりませんが、赤ちゃんにしては下半身が筋肉質な娘です(ちびですが…笑) 。寝返り・お座り・ハイハイ・つかまり立ちも早く順調。1歳の誕生日を前に独り歩きをしそうです。
生後5~8か月頃はほとんど毎日使っていたし、価格分の価値はあったと感じています。