「将来海外で生活する可能性がある子供の名前には、英語でも使いやすい名前を選びたい!」
国際結婚をしている人やハーフの子供を妊娠中の人はきっとみなさん一度は思ったことがあるでしょう。もちろん、純日本人の子供でも将来海外で生活する可能性は十分にあります。しかし、日本人の名前は英語ネイティブの人からは発音が難しい・覚えられないと言われることも。
そこで今回は、海外で人気の名前ランキング100位以内から日本人にも使える名前をピックアップしてみました。赤ちゃんの名付け候補に国際的な名前はいかがでしょうか。
- 国際的な名前候補
- 今、海外で人気の英語の名前(女の子・男の子)
- 海外で使いやすい名前
タップできる目次
日本人の名前が海外で使いにくい理由
特に海外で暮らすことになると、名前によっては覚えてもらいにくい・正しく発音してもらえないなど、使いにくいことがあります。
どの国の言語と比べるかで大きく異なりますが、ここでは英語ネイティブの人目線で考えてみます。
英語は発音の種類が違う
日本語と英語は発音の種類が大きく異なるため英語ネイティブの人には大変伝わりにくい。
私の名前は「萌」ですが、英語しか話さない人に一発で名前を正しく発音してもらえたためしがありません。フランス語、韓国語、スペイン語など英語以外の言語の知識がある人には比較的楽に覚えてもらえるのですが、英語だけは全滅です。
英語とはスペルが違う
日本の名前が海外(英語圏)で使いにくい理由は、発音だけではなく綴りにも関係があります。
例えば、ローマ字で「MOE」と書くと、英語では「E」の前の母音はアルファベット読みになり、「E」は無音になります。そのため、日本語読みの「もえ」ではなく「モオー」という読み方になってしまうのです。
カナダの病院で順番待ちをすると、100%の確率で「モー」と呼ばれます。スタバで飲み物にMOEと記入してもらっても出来がり時には「モー」と呼ばれます。
「モエ」という発音で読ませるためにはMOEHと最後に「H」をつけるか、MOÉまたはMOÊとフランス語表記にするしかないそうです。私はカナダ在住でフランス語も勉強しているので後者にしています。
名前の性別が違う
日本では女の子っぽい名前でも、英語読みでは男の子の名前になることも良くあります。例えば、「のあ」は日本語では女の子っぽいですが、英語で「Noah」は男の子の名前です。その他にも径と
英語圏では使いにくい名前の例
- あい、ゆう、みい、など主語(I、You、Me)と間違いやすい名前
- もえ、りえ、などローマ字で最後がEになる名前
- だい(Die)、らい(Lie)、まみ(Mommy)など英単語と似ている名前
王道!海外の名前ランキングTOP100から選ぶ
外国人の名前でも、日本人に自然に使える名前がたくさんあります。
完全に英語の名前を付けるのはハードルが高くても、日本名っぽく聞こえる名前ならずっと日本に住むことになっても使いやすいのでおススメです。
まずは、王道TOP100に入っている名前から、日本人でも不自然にならない国際的な名前を探してみました!年代に関係なく人気の高い名前です。(参考:bounty)
海外で人気の女の子の名前
まずは女の子の名前からご紹介します。人気ランキングの順位が高い順に並べています。上にあるほど海外でも人気が高い名前と言えます。
- Anne(あん)
- Alice(ありす)
- Emily(えみり)
- Lily(りり・りりい)
- Mia(みあ)
- Aria(ありあ)
- Erin(えりん)
- Lola(ろーら)
- Hana(はな)
- Emma(えま)
- Luna(るな)
- Maria(まりあ)
- Leah(りあ)
- Lyla(らいら)
女の子の名前は日本名と共有できるのがたくさんありますね!ローラは日本名では珍しいですが、芸能人にもいる名前なので日本人でも耳慣れしているのではないでしょうか。
あまりキラキラしていないのが好みなら、「杏」や「花・華」は古風でおすすめ。どちらも日本の女の子の名前ランキングで上位に入っています。
海外で人気の男の子の名前
次に、男の子の名前ランキング(2019)fa-external-linkでTOP100に入った名前の中から日本人に使いやすい名前をご紹介します。
女の子の名前に比べるとキラキラしている今風の名前が多いですが、日本名っぽく聞こえるだけではなく、日本語・英語両方での発音のしやすさなどを基準に選んでいます。こちらも、ランキング順位が高い順番に上から並べています。
- Gorge(じょうじ)
- Noah(のあ)
- Leo(れお・りお)
- Theo(てお)
- Isaac(いさく)
- Adam(あだむ)
- Tommy(とみ)
- Louie(るい)
- Hugo(ひゅうご)
- Luca(るか)
- Luke(るうく)
- Kai(かい)
- Liam(りあむ)
- Finn(ふぃん)
- Leon(れおん・りおん)
ジョージは海外在住の日系の子供にも人気の名前。「譲二」と漢字で書けるのもいいですね!
「のあ」は日本語では女の子っぽい名前ですが、英語では男性名です。「ノアの箱舟」のノアで、キリスト教徒の男の子にも人気高い名前です。日本語の発音とほぼ同じなので使いやすくておすすめ。
「あだむ」「りあむ」「ふぃん」は、国際的で日本っぽさこそありませんが、発音がしやすく日本人でも覚えやすいので良さそうです!
2020年の流行予測!最新の名前TOP100から選ぶ
次に、「2020年に流行する赤ちゃんの名前トップ100fa-external-link」から日本人の名前として選びやすいものをピックアップしました。
こちらは、女の子・男の子・男女どちらでも使える名前を一気にご紹介します。最新の名前、今人気の名前から選びたい人にオススメです。
- Mika(みか)
- Aura(あうら)
- Ayla(あいら)
- Clara(くらら)
- Kiara(きあら)
- Lara(らら)
- Luna(るな)
- Mira(みら)
- Sally(さり)
- Selah(せら)
- Luca(るか)
- Beau(ぼう)
- Elio(えりお)
- Finn(ふぃん)
- Hugo(ひゅうご)
- Leon(れおん・りおん)
- Theo(てお)
- Ellis(えりす)
2020年の名づけトレンドは、昔から人気の高い名前はなく、ちょっと珍しい名前がたくさんランクインしていました。
日本人として馴染みのある名前「みか」が女の子の3位に入っているのが印象的です。
海外で使いやすい日本人の名前
海外で通用する名前がいいけど、自分の子供には日本人らしい名前を付けたい人も少なくないはず。
外国人の名前人気ランキングには入っていませんが、海外で使いやすいけど日本人らしい名前を3つのカテゴリーに分けてピックアップしてみました。
あだ名をつけやすい名前
伝統的な組み合わせ系の名前は、英語でニックネームをつけやすい名前でもあります!実際に、海外在住の日本人の多くは、名前をそのまま短くしてニックネームにしています。
日本人らしさを維持しつつ、英語圏の人にもわかりやすくおすすめです!呼び捨てにするよりもなんとなく親しみがあるというか仲が良い印象になるのも良い点ですね。
- けんたろう→Ken
- たかひろ→Taka
- よしゆき→Yoshi
- ゆりこ→Yuri
- さちえ→Sachi
短く呼びやすい名前
ひらがな2文字の短い名前は海外でも憶えやすく使い勝手が良いです。
海外で生活したり、英語関連の仕事に就いたりすると、自分の名前をアルファベットで書くことも多くなります。そんな時に、少ない文字数でかける事が地味に便利!
短い名前は男女共に日本国内でもトレンドに入りやすい人気の名前。キラキラは嫌だけど、今風の名前を付けたい人に良さそうです。
ただし、名前によっては英語発音で全く違う名前になる、あまり意味の良くない英単語と同じ音になる場合があるので注意が必要なことも。TOP100ランキング外の名前で比較的おすすめなのは下記です。
- ゆか
- みな
- さな
- じゅん
- ひろ
有名な日本人の名前
世界的に有名な日本人の名前は、憶えてもらいやすいので使いやすいです。
たとえば、渡辺謙から「けん」、オノヨーコから「ようこ」などはすぐに日本人と認識してもらえるでしょう。
そのほか、ドラゴンボールの作者の鳥山明の「あきら」、世界的ヒット作「キングダムハーツ」の主人公「そら」、日本オリジンとする名前は英語圏の人にも親しみがあり、覚えやすいので便利です。
- けん
- りく
- ようこ
- あきら
- さくら
海外で通用する名前まとめ
色々な国の人が共存する欧米社会では、名前も多様化してきています。そのため、海外を意識しているからといって英語の名前にする必要性はありません。それでも覚え安いすい名前・発音しやすい名前というのは存在します。
短期滞在などでは、海外生活用にイングリッシュネームをつけるという手もあります。しかし海外生まれや移住者など、拠点を海外に置いている人は、本当の名前を使っていきたいという人も多いのではないでしょうか。
私自身、自分の名前「もえ」が英語圏では使いにくいため、色々めんどくさいことがあります。そのため、娘には、海外でも日本でも使いやすい名前を考えました。
子どもの名前に良い意味を持たせるだけでなく、色々な環境で困らない名前を付けてあげるのも愛情の一つだと思います。
ただし、気にしすぎると名前を決められません。誰からもExcellent と言われる名前なんて無いので、結局は自分と家族が良いと思う名前を付けてあげるのが一番ですね!