北米と日本のベビー服サイズを写真で比較。カナダ・アメリカの赤ちゃんは細長い??
左からcarter’s 12M、西松屋80
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カナダで出産・育児をして気づいたことの一つが「海外のベビー服が日本と違う」ということ。

カナダ・アメリカのベビー服と日本のベビー服はサイズ表記が異なるだけでなく、袖や裾の長さも大きく違っています。

日本でもネット通販や輸入ベビー用品店で見かけるようになったデザイン性の高い海外ベビー服。出産祝いの贈り物にもピッタリですね。しかし、縫製やサイズの違いを知っておかないと後悔することになるかもしれません。

北米と日本のベビー服サイズ(新生児~2歳まで)を写真で比較します。

この記事からわかること
  • 日本のベビー服は機能性重視
  • 海外のベビー服はデザイン性重視
  • 日本ベビー服は横幅がゆったり
  • 海外ベビー服は袖・裾が長い

海外のベビー服と日本のベビー服の違い

まず、海外のベビー服と日本のベビー服の縫製や素材の違いをご紹介します。

結ぶタイプの肌着は日本だけ

日本で新生児の服といえば、紐で結ぶタイプの肌着が一般的ですね。首が座っていない赤ちゃんでも楽に着せることができます。

一方で、海外では紐タイプは見かけません。新生児の頃からロンパースやボディースーツのベビー服を着せます。ピタッとしているのに前開きじゃない服は、首を通すときに少し不安です…。

前開きのベビー服も探せばありますが、紐ではなくスナップで止めるタイプが主流。

海外のベビー服はボタンが金属

日本で販売されているベビー服はスナップ(ボタン)がプラスチック製です。軽い力で止めることができ、アレルギーの心配もないので便利ですね。

ところが、海外製のベビー服はスナップが金属でできています。アレルギー持ちの赤ちゃんのお母さん曰く、プラスチックタイプのベビー服を見つけるのはとても大変だそうです。

しかも金属のスナップは留めが硬い。そのため着替えが多い赤ちゃんの服に使われると本当に面倒くさい…。なんでプラスナップにしないんだろう…本当に謎!

タグが内側についている

日本のベビー服(特に新生児用)は、縫い代を裏表逆に作ってあります。縫い目が赤ちゃんの肌に当たり、ちくちくしないようになっています。見た目は悪いけど赤ちゃんの肌には優しいですね。

海外のベビー服は新生児用にも関わらず大人服と同じつくり。縫い代どころか、タグでさえ内側についていることも珍しくありません。日本人が気にしすぎなのか、欧米人が気にしてなさすぎなのか…。

赤ちゃん本人は平気そうなので大丈夫なんでしょうが、親としては最初は肌に優しいベビー服を着せたいですね。

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カナダ・アメリカのベビー服のサイズ表記

日本のベビー服は50,60,70と身長基準なのに対して、北米のベビー服は0-36Mなど月齢ベースで表示されています。ブランドによって0-3と表示されているものと3と表示されているものがあります。「M」は月齢を表す month” を意味しています。

0-3M≒3M(3か月まで)

赤ちゃんの体格によっては月齢ベースで購入すると服が合わないこともありますが、大体こんな感じです。ちなみに娘は9か月時点で7キロしかなかったので、6Mの服も着ていました。

サイズ比較表

月齢 体重 アメリカ・カナダ 日本
新生児 3.5㎏以下 NB  
0-3か月 3-5 0-3
3M)
50
3-6か月 5-8 3-6
6M)
60
6-9か月 7-9 6-9
9M)
70
9-12か月 9-10 9-12
12M)
70-80
1歳~1歳半 10-12 12-18
18M)
80
1歳半~2 12-13 18-24
24M)
80-90

一覧にするとわかりますが、日本サイズよりも細かいサイズ分けとなっています。

日本ではレアな新生児サイズ(3.5キロ以下)が販売されているほか、低体重児サイズ(2.5キロ以下)も普通に販売されています。

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ベビー服のサイズを写真で比較

それでは実際に、アメリカ・カナダで人気のベビー服と日本で人気のベビー服の大きさを写真で比較します。メーカーやデザインの違いによって若干サイズ感が異なりますが、なるべく似た者同士を選んでみました。

ちなみにご紹介する洋服はどれもプレゼントで頂いたものです。ありがとうございます><

3M(0-3)とサイズ50

左からcarter’s NB、Gymboree 0-3 months、ミキハウス 50

 

生まれたばかりの赤ちゃんは身長約50㎝、体重約3㎏。日本サイズでは50がぴったりです。

一方カナダではサイズ3M(または0-3)がスタートサイズとして一般的。平均的な体型の赤ちゃんなら3か月ごろまで使えます。小柄な赤ちゃんはNBからスタートすることもあります。

実際に比べてみると、3Mと50では長さはほとんど同じですが、横幅は日本50のほうが2㎝ほど大きいのがわかります。

6M(3-6)とサイズ60

左からChildren’s Place 3-6M、UNIQLO 60

 

ぱっと見はほとんど同じですが、重ねてみると日本ベビー服は袖が2㎝短く幅が2㎝広いことがわかります。外国の赤ちゃんの方が細長いのかもしれません・・・。

北米のベビー服は赤ちゃんの体にしっかりフィットして動きやすそう。日本のベビー服はゆったりしているので着替えが楽です。

9M(6-9)とサイズ70

左からBurberry 9M、西松屋 70

 

プレゼントで頂いたベビー服の中に、見たことある柄があると思ったらバーバリーでした…これ1枚できっと何万円もするのよね…ひぇ(_◎)

さて、日本70は横幅が大きいのに、袖は短めに作られています。9か月の娘に着せると7分袖くらいでした。バーバリーはイギリスブランドですが、北米ベビー服同様にやや細身で袖が長い。10分袖でしっかり手首まで隠れます。並べて比較すると4㎝も差がありました。

12M(9-12)とサイズ80

左からcarter’s 12M、西松屋80

 

ブランドによって、6-129-12表記のものがあります。どちらも12か月までの赤ちゃん用です。

日本サイズ801歳前~2歳頃まで結構長く使える便利なサイズ。写真では日本80のほうが一回り大きいですが、長さは同じくらいです。各メーカーのサイズ表によると12Mは70~80相当とのことですが、どちらかというと70に近い。9M≒70≧12M>80といったとこでしょうか。

左からTommy Hilfiger 12M、Kid’s Zoo 80

 

こちらはワンピースです。長さは同じくらいですが、横幅が大きく異なります。

デザインにもよりますが、海外ブランドの方は腰まわりがすっきりしています。大人の洋服をそのままベビーサイズにしたようなドレスです!一方、日本のベビー服は寸胴体型でゆったりしています。やはり80の方が大きいですね!

18M(12-18)とサイズ80

左からGAP 12-18、Kid’s Zoo 80

 

どちらも横幅に余裕のあるデザインです。長さも横幅もぴったり同じくらい。GAPはパンツが付いていないので短く見えますがパンツをはいたら同じくらいの丈になります。

左からGAP 12-18、クーラクール 80

 

ニットのカーディガンを比較してみました。幅・丈・袖の長さなど、ほとんどぴったり一緒のサイズです。若干GAPの方がタイトな感じはしますがデザインの差程度です。

他にもいろいろ比べてみましたが、海外の18M12-18)=日本80センチと考えて間違いなさそう。

24M(18-24)とサイズ90

海外サイズ24Mはベビー服のカテゴリー内では一番大きなサイズ。これより大きなサイズは幼児服と分類され、3Tなどサイズ表記も異なります。

さて、24Mと日本サイズ90センチを比べてみると、他のサイズ同様、日本基準90センチの方が横幅にゆとりがあるように感じます。

一方で、袖の長さを比べると海外サイズである24Mの方が明らかに長いことがわかります。

まとめ

小さい順に下記のようになりました。メーカーによってやや誤差はありますが、基本的にカナダ・アメリカのベビー服のほうが小さめ(細め)にできているようです。

NB<3M<50≦6M≒60≦9M≒70<12M<80≒18M<24M<90

ただし、長袖長ズボンは丈が長いので日本人の赤ちゃんは要注意です!

  北米サイズ 日本サイズ
身幅 細身 広め
手足 長い 短い
首・袖・裾まわり 狭い 広い
フィット感 ぴったりフィット ゆったりフィット
着せやすさ 着せにくい 着せやすい
着崩れ しにくい しやすい

カナダ・アメリカベビー服サイズの選び方

一時帰国する際、海外のベビー服を甥姪へプレゼントするのですが、サイズ感が結構違うのでピッタリあうサイズを選ぶのが難しい。今年の夏用として買ったのに、実際に着せてみると今すぐ使わないとサイズアウトしそう!ということも少なくありません。

海外サイズのベビー服は細めにできているので、下記のような基準で選ぶとよさそうです。

  • ぴったりめが良い、よく動く、細身、頭囲が小さめの赤ちゃん → 月齢どおりのサイズ
  • ゆったり着せたい、赤ちゃんの肉付きがいい、サイズアウトが心配 → 月齢より大きいサイズ
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