
日本人の目は西洋人に比べてなんだか小粒…。その理由の一つが蒙古襞(もうこひだ)です。
蒙古襞とは目頭の部分にある皮膚のことで、日本人・中国人・韓国人などのモンゴロイド系民族のほとんどにあります。
外国人が日本人の蒙古ひだを可愛いと思う理由について詳しくご紹介します。
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日本人で蒙古襞(もうこひだ)がある人は80%
蒙古襞(もうこひだ)は、涙丘(るいきゅう)と呼ばれる目頭のピンクの部分を覆う上まぶたのこと。人類が長い歴史をかけてアジアへ移動する際に、気温の変化から眼球を守るために発達したといわれています。
日本人の場合、幼年期は100%の男女に蒙古ひだがあります。加齢とともに目立たなくなっていきますが、成人でも80%は蒙古ひだがあるんだとか。
蒙古襞の大きさや目の形には個人差があるものの、一重まぶた・二重まぶたに関係なくほぼすべての日本人に蒙古襞があるということですね。
西洋人に蒙古襞はあるの?
基本的に、西洋人の目には蒙古ひだはありません。蒙古襞で目頭が隠れていないぶん、目の幅が広く見えます。外国人の目が私たち日本人とは何か違うように見えるのは、大きさだけではなく蒙古ひだの有無が関係しているんですね。
ただし、西洋人でも赤ちゃんや幼児では蒙古襞がみられるケースもあります。その場合は成長するにつれて徐々に目立たなくなっていきます。
夫(カナダ人)の目をよく観察してみると、目頭のピンク箇所が丸見えで、守られていない感じがします…!
蒙古襞を英語でなんて言う?
蒙古襞のことを英語でepicanthal fold または、Mongolian foldと言います。
西洋では蒙古襞がある人は少数派。そのためepicanthal foldは頻繁に使われる言葉ではありません。
蒙古襞が無いほうが一般的な海外では、epicanthal foldはアジア人の特徴として知られている他、ダウン症をはじめとする様々な病気と関係づけて検索される言葉でもあります。
赤ちゃん(白人・ハーフ・日本人)の蒙古襞を比較
人種による蒙古襞の違いは、赤ちゃんの目を見るととても分かりやすいです。こちらは上から白人、日加ハーフ、日本人の赤ちゃんの写真です。
西洋人の赤ちゃんは成人に比べると蒙古襞があるものの、日本人と比べると目立ちません。目頭と目じりのトンガリ具合が同じです。多くの赤ちゃんがこのような左右対称のアーモンド型の目をしています。蒙古襞が無いので生まれた時から平行型の二重です。
一方で、日本人の赤ちゃんの蒙古襞率は100%。目頭が丸くなっており、小魚のような目の形をしています。生まれた時は一重まぶたで成長と共に二重になることも。
ちなみに娘(日加ハーフ)の目は、生まれたばかりの頃は蒙古襞らしきものがありましたが、成長するにつれて蒙古襞が目立たなくなってきました。3つ並べてみると丁度中間地点ですね。少しですが蒙古襞があるので、末広型の二重まぶたになります。
外国人が可愛いと感じる!蒙古襞のメリット
冒頭にも書きましたが、外国人が「日本人女性は可愛い」と思う理由の一つに「目の形」という意見がありました。自分たちとは違うモンゴロイド独特の蒙古襞がある目に魅力を感じるそうです。
その理由について詳しく聞いてみましたのでご紹介します。
蒙古襞のメリット① 顔が若く見える
蒙古ひだが無い西洋人の目は横幅がしっかりあり、ぱっと華やかな大人っぽい印象があります。
一方で、蒙古襞がある日本人の目は西洋人に比べ横幅が短く、丸く見える。アニメ顔みたいな童顔の目元がカワイイと海外でも人気です。西洋では蒙古襞は赤ちゃんや幼児の特徴であることも理由の一つです。
また、蒙古ひだは皮膚を引っ張る力があり、たるみにくいというメリットがあります。歳をとっても目元のシワができにくいため、つるんとした目元を維持できます。
「アジア人は歳をとっても見た目が若い」と言われる理由はここにあるかもしれませんね。
蒙古襞のメリット② 見た目がキレイ
ちょっと驚いたのですが、こんな意見もありました。
蒙古ひだがない人は、目頭の粘膜が覆われておらず臓器がむき出しの状態となっています。そのため近くに寄ってみると確かにちょっとグロテスク…。
日本人のように目頭のピンクの箇所が隠れている方が、隠れるべきところが隠れていてキレイという事のようです。う~ん、わからんでもない(笑)。
蒙古襞のメリット① 海外では珍しくてカッコいい
西洋人の成人で蒙古襞がある人はかなり珍しい。そのため、私たちが西洋人の蒙古襞がない目に憧れるように、西洋の人々も珍しいオリエンタルな目元を魅力に感じます。
また、蒙古襞には優しい印象になる・クマができにくいなどのメリットもあります。
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蒙古襞をなくす方法はある?
確かに蒙古ひだが発達していると、目が小さく離れて見えてしまいます。西洋人のような横幅がある華やかな目元にしたい場合、蒙古襞が邪魔なのは事実です。
そこで、蒙古襞をなくす(目立たなくする)方法を調べてみました。
成長とともに蒙古襞は目立たなくなる
蒙古襞は成長と共にだんだんと目立たなくなってきます。特にまだ成長過程にある若い人はこれから大人になるにつれ顔が変わってくるので、とりあえず様子を見ましょう。
目元のマッサージをすることで、むくみがとれ蒙古襞も目立たなくなります。私は子供の時から蒙古襞が気になっていましたが目頭ぐりぐりマッサージと、成長(加齢?)によって徐々に目立たなくなりました。
即効性はありませんが、暇なときにグリグリするはおすすめ。目の疲れをとる効果もあるので、パソコンやスマホをよく使う人にも◎
蒙古襞が目立たないメイクをする
即効性がある方法では、アイメイクがおすすめ。アイライナーやハイライトを使い目頭に影を入れることで蒙古襞が目立たなくなります。Youtuberのちゃんまりさんの動画がとてもわかリやすいですよ。
両目の間隔が近く見えるので、デカ目効果が期待できます。市販のアイライナーでできるのでお手軽な蒙古襞対策です♪
蒙古襞を切除する美容整形手術:目頭切開
メイクやマッサージでは効果が薄そうな人、即効性がある改善法を求めている人には美容整形も選択肢の一つです。
目頭切開術は蒙古ひだを切除し、外国人のような幅広の大人っぽい目元にできる手術で、芸能人の間でもメジャーな美容整形の一つです。
価格は20~25万円、ダウンタイムは1週間程度です。ただし効果が高い分、変化が一目瞭然なので周囲に気付かれることは避けられないかもしれません……。
その代わり、すぐに外国人やハーフ美人のような希望通りの目にすることができます。美容整形のウェブサイトで見ると、蒙古襞ある・なしで印象も大きく違いますね。
まとめ:蒙古襞がある目も可愛い
日本や韓国などアジアの国々では、美容整形が一般人の間でも流行っています。そして、理想の顔は蒙古ひだのない目など、西洋人の特徴があります。
逆に蒙古襞が無い目の人が大多数を占める海外では、アジア人の目元はオリエンタルで魅力的、幼くて可愛いと認識されることも。
日本にいるとコンプレックスに感じることが多い部分も、海外に出てみるとチャームポイントに思えてきます。日本人も外国人も、お互いが持っていないものを羨ましがり、見慣れないものを美しいと思うのかもしれませんね。