カナダ宛の郵便物。日数・料金比較【EMS/航空便/SAL/船便】1番お得な発送方法
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個人でカナダへ荷物を送る現実的な方法は、現在のところ日本郵便のみ!

日本の大手配送会社はもとより、北米大手の郵送会社であるUPSやFedExでも日本とカナダ間の配送に対応していません※2020年1月現在

にゃん
カナダへ荷物を送る方法は郵便一択ということだね。郵便に絞っても種類がたくさんあるみたいなんだけど・・・何が違うのかな。

もえ
海外宛ての荷物は、配送の種類によってお届け日数や料金が大きく異なります。荷物の重さや優先したいことを考えて、一番お得な方法を選ぶのがオススメです!

海外に荷物を送る場合の日数や料金を種類ごとに比較しました。

10kgの物・2kgの物をそれぞれカナダへ送る場合の料金例のほか、実際の所要時間や配達記録を公開します。

国際郵便の種類(2kg以上の小包)

日本からカナダへ荷物を送るほとんどの場合、2kgを越すと思います。大きい荷物を海外へ送るときの方法は4つ。この中で一番ニーズに合ったものを選びましょう。

国際スピード郵便(EMS)

世界120ヵ国以上に対応しているEMS。国際郵便の中でも最優先で取り扱ってもらえるので、とにかく早いことが最大のメリットです。破損など、万一の場合の補償も整っているので安心(2万円以上は追加料金)。配達追跡も日本郵便のウェブサイトから日本語で確認することが可能なのもいいですね♪

急ぐもの・大切なものを送るときに大変便利な一方、料金は割高です。

航空便

通常の航空便です。EMSほど優先順位は高くないものの、飛行機で輸送なので比較的早く到着します。

但し、荷物の重さや送り先によってはEMSより料金が高くなる場合も多く、実質お勧めできません。航空便にするくらいなら、次にご紹介するエコノミー航空便(SAL便)の方が便利です。

エコノミー航空便(SAL

優先順位が低めの航空便です。そのためEMSや航空便(通常)より日数がかかるものの、料金はリーズナブル。

料金とスピードのバランスが取れたお勧めの発送方法です。急ぐものでないなら最もコスパが良いと言えます。配達追跡も可能ですが、カナダ国内に入ってからは日本郵便ではなくCanada Postのサイトで追跡確認しなければならないことも。

船便

船で輸送するため、到着までかなり時間がかかります。到着予定も1~3ヵ月と範囲が広く、引っ越し予定がある人や短期滞在者には向きません。その代わり重いものも低価格で運んでくれます。

時間がどんなにかかっても大丈夫。いつ届いても大丈夫。とにかく安く送りたいという人にオススメです。

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国際郵便の種類(2kg以下の小包)

2kg以下の小包を送る場合は、上記4つの発送方法の他に下記2つも選択肢に加わります。忘れ物や、小さいプレゼントを贈るときに便利です。

国際eパケット

2kgまでの小形物品をEMSや航空便(書留付き)より安く送ることができます。航空便扱いなので比較的早く到着するので安くて便利です。

一部の国で追跡ができるほか、6000円を限度に補償もあります。

詳細は日本郵政のWebサイト(国際eパケット)でご確認ください。

国際eパケットライト

SAL扱いの荷物で、配送状況を追跡サービスにより確認できます(送付先の国による)。

日数はかかるものの、料金が安いです。郵便局にラベルの用意が無いので、自分でオンラインで作成しないといけません。

配達の際は受取人の郵便受箱に配達されるので、不在でも受け取ることが可能です。海外宛のメール便ですね!

詳細は日本郵政のWebサイト(国際eパケットライト)でご確認ください。

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国際郵便の料金・日数比較

海外へ荷物を送るときは、上記いずれかの方法を使います。

実際のところ、一番安くて早いのはどの方法なのでしょうか。日本からカナダへ荷物を送る場合の価格と所要日数を公式サイトで調べてみました。

記載の日数はバンクーバー宛の目安です。トロント・モントリオールはプラス数日かかります。

10kgの荷物をカナダへ送る場合

大きな荷物を送る場合に一番早いのがEMS、一番安いのが船便です。ちょっとケチってそこそこ早いのがSALです。

航空便は、この重さの場合EMSよりも料金が高くなってしまうのでメリットなしです。

EMS 14,500 3
航空便 17,650 6
SAL 12,550 2週間
船便 6,750 2ヵ月

(※日数はバンクーバー宛の目安。トロント・モントリオールは+数日)

2kgの荷物をカナダへ送る場合

小さい荷物を送る場合、選択肢も増えますね!

航空便・SAL・船便についてはそれぞれ一番安い料金(小型包装物)を記載しています。書留/保障などはオプションで別料金になります。

保障付きなのにEMSより安く、SALより早いeパケットが便利です。

EMS 4,500 3  
航空便 2,760円※ 6 書留は追加料金
SAL 2,080円※ 2週間 書留は追加料金
船便 1,080円※ 2ヵ月  
e-パケット 3,065 6  
e-パケット

(ライト)

2,400 2週間  

※小型包装物(手紙やはがきと同じ扱い)

詳細は日本郵便のウェブサイトをご覧ください。

要注意!!実際の所要時間

日本の郵便局に荷物を預けるとき、郵便局員に「〇日ほどで到着予定です」と言われますが、正直なところ全くあてになりません。

日本を出発するまでは順調ですが、カナダに入ったとたんに作業が滞り始めます。

私の経験ではEMSは2~3日遅れがデフォ。SALに関しては2週間と言われていたのに2ヵ月かかったこともあります。11月上旬に送られたクリスマスプレゼントが届いたのは1月に入ってからでした。船便は最初からいつ到着するか不明です。

「所要日数〇日」というのはあくまで目安。日本国内の配達のように、きちんと予定通りに届くことは期待できません。

EMSが予定通り届いたときの配達記録

ご参考までに、EMSがきちんと届いたときの配達記録を記載します。カナダに入ってからはカナダ時間での記録になっています。時差があるので、実際にかかった日にちは約6日でした。最速と言われるEMSでも、今回はかなり早いほうです。

ちなみにカナダポストでは家まで荷物を届けてくれません。受取票をポストに入れられるので自分で保管局まで取りに行きます。

日付 配送状況 場所
6/1 12:27 郵便局(広島)
6/2 5:51 大阪国際郵便局
6/3 5:00 大阪国際郵便局
6/3 22:14 国際交換局に到着 Toronto
税関へ提示 Toronto
6/3 22:17 税関から受領 Toronto
6/3 22:18 国際交換局から発送 Toronto
6/4 6:31 区分局に到着
6/5 5:20 区分局から発送
6/5 7:23 到着
6/5 11:05 配達局から出発(受取票)
6/6 13:00以降 保管局で受け取り

日本国内と同じサービスを期待するな

カナダに住むと、日本の郵送システムは素晴らしいと心から思います。配達が早いのはもちろんのこと、再配達や配達員のサービスも申し分ありません。

カナダでは再配達どころか、自宅までの配達自体を行っていない業者も多いです。自宅まで配達する場合も、不在の時は玄関前に放置なんてことも珍しくありません。

保管場所に取りに行っても荷物が無く、色々な事務所をたらい回しにされたこともあります。届いたときには箱がボロボロだった事例も頻発しています。

働く人の負担が少なく余裕がある配送方法・スケジュールになっているのでしょうが、もう少し消費者目線になって欲しいと思います…。

購入品を送るときは他の選択肢もある

身の回り品など使っているものをカナダへ送る手段は郵便しかありませんが、通販サイトで購入したものは、直接海外発送する方法もあります。

一度、日本で受け取って郵便で送るのと、Amazon等の通販サイトから直接送るのではどちらが安く効率的なのでしょうか。下記のブログで比較していますので是非ご覧ください。

カナダへ荷物を送るときは、送料だけではなく関税がかかる可能性があることを知っておかなければいけません。カナダの関税のしくみや金額をまとめました。

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