留学や旅行で危険に巻き込まれないために気を付けることと、実際にあった怖いエピソードを少しご紹介します。
タップできる目次
文化も習慣も違う国で生活するということ
海外で留学生が被害にあったというニュースが報道されるたびに、ネット上では被害者を非難するコメントが大量発生します。
実際に見たわけでもないのに、きっとこうだったに違いないと被害者の行動を想像し、自業自得かのように非難する内容も目に留まります。
世論もよりシビアに
サークルの先輩に暴力をふるわれたとか、彼氏が付き合ったとたんに豹変したなんて、日本国内でも聞く話。
それでも、国内の事件の被害者なら「気の毒」「かわいそう」。海外・相手が外国人になったとたん「無防備すぎる」「自業自得」と、なぜか反応が全く違う…。
被害者に対して、より辛辣な意見が出できます。
なぜ日本よりも危険なの?
日本人だからとなめられる
日本人は「平和ボケ」していて危険に対する対策をしてなさそう。大量の現金やブランド品を持ち歩いている。実際、そう思う外国人も少なくないようです。
体格も欧米人と比べれば小柄なので、どうしても弱そうに見えてしまいます。
慣れていないから無意識に無防備に
その国の生活や文化に慣れていない留学生や旅行者は、簡単に騙せると思われています。英語も完ぺきではないので、悪い人に言いくるめられてしまうかもしれません。
また、電車の中で爆睡・・・なんてのも無防備すぎますよね。
私も国内で電車やバスに乗ると、ついウトウトしてしまいますが、カナダではしたことありませんでした。安全のためというより、誰も寝ていないから寝にくいというのが正直な気持ちですが。
バスで寝ている日本人を見たカナダの友達から「日本人はどこでも寝られてすごいね。」と皮肉を言われたことがあります(笑)。
体験!実際にあった怖い瞬間
追いかけられたこと
カナダ滞在中、家から最寄りのバス停まで、徒歩で20分以上かかる場所に住んでた時の話。
昼間、いつも通りバス停から家へ歩いていた際、後ろから来たクルマにクラクションを鳴らされ大声をあげられました。
走り去ったと思ったのも束の間。数秒後、同じ車が前方から戻ってきた!私はとっさに路上駐車しているトラックの影に身を潜めました。
その後も数分間、謎のクルマは徐行でそのあたりをウロウロしていました。ただの悪戯だとしても本当に怖かったです。
タブレットを強奪される
危険な目に合うのは、女性ばかりではありません。
私の友人(男性)は、夜中にバス停でタブレットを操作していたら、若い2人組に刃物を突き付けられてそのまま強奪されたそうです。素直に渡したので暴力を振るわれることはなかったようですが、怖いですね…。
PC・タブレット・スマホなど高級電子機器を外で多用するのは危険かもしれませんね。
海外生活で気を付けること4つ
大きな被害にあわないように、事前に気を付けるべきことを考えてみました。
治安が悪い場所へ行かない
どこの町でも「治安が悪い場所」が存在します。それは、カナダやオーストラリアなど比較的治安が良いと言われている国でも同様。
日本国内でもなんだか怖そうな場所はありますが、用がなければ近づかないでしょう。
しかし、地勘のない場所では注意が必要です。「気づいたらなんか変な場所だった!」とならないように、しっかり把握しておいた方が良いと思います。
現金や高価な品を持ち歩かない。みせつけない。
皆さん、いま財布の中に現金はいくらありますか?
国内ではクレジットカードが使えない店が多いこともあり、財布内に諭吉さんが何人も滞在している人が多いのでは?
北米の場合、クレジットカードが使えないお店はほとんどありません。意味もなく大量の現金を持ち歩く必要はないと思います。高級品を見せつけるように持ち歩くのも、上記のタブレットのケース同様、控えておいた方がよさそうです。
知らない人についていかない
皆さんも、子どものころ、親に何度も言われたことがあるのではないでしょうか。
この「知らない人」は全く初対面の人だけではなく、知り合って間もない人も含みます。とにかく素性が知れない人と二人きりになる時は十分注意しましょう。
困ったときの相談先を用意する
到着して間もないころは、何が安全で何が危険なのか判断が難しいことが良くあります。
「ここの国ではこれが普通だよ。」と言われると、「そうなのかな?」と思ってしまう素直な人もいます。悩んだときは、一人で決断する前にその国に詳しい誰かに相談しましょう。
詐欺にあいかけた友達がいましたが、ホストファミリーに相談したことによりお金を振り込む前に気づいたというケースがありました。
気を付けるべきことは国内と変わらない
安全な国として名高いはずの日本も、TVや新聞で毎日恐ろしいニュースを目にする今日、この国だから安全・この国にいるから危険という考え方は時代遅れ。世界中どこにいても危険はあちこちに散らばっているのではないでしょうか。(もちろん、戦火真只中の国は別ですが…。)
「物騒な場所へ行かない」「知らない人についていかない」など、基本的な危険回避の方法は、どの国にいても同じです。
今回、留学するときの危険性や注意についてご紹介しましたが、「海外だから危険!行かない方がいい!」「危険な目にあったのは海外にいったからだ!そら見たことか!」という意見に直結してほしくないと思っています。
安全で楽しい海外生活を★
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