空港やホテルで、ソフトのスーツケースを引いている外国人をよく見かけます。
日本でスーツケースと言えばハードタイプですが、海外ではソフトタイプのスーツケースの方が主流です。
機能性に優れているソフトのスーツケース。一度使うとハードタイプには戻れなくなるかもしれません。特に海外旅行など大荷物の時にソフトタイプの優秀さを実感できるでしょう。
海外旅行用にソフトタイプのスーツケースをオススメする理由と、ソフトスーツケースの選び方をご紹介します。
なお、ハードタイプと比べた防犯性・耐久性・価格などを下記のブログでご紹介しています。合わせてご覧ください。
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海外旅行にソフトスーツケースが使いやすい理由
海外旅行など大荷物の際にソフトスーツケースがオススメな理由は極めてシンプル。
ズバリ「使い勝手の良さ」です!
そして実際にソフトタイプのスーツケースを使ってみると、その機能性・使いやすさにすっかり魅せられて、海外移住した現在はソフトタイプ一択。海外で好まれる理由に納得です。
それでは「使い勝手の良さ」とは何なのか、具体的にご紹介していきます。
後から詰め込みできるソフトタイプ
海外旅行など長期で出かけるときは、荷物を大量に持っていくため荷造りも大変ですね。
スーツケースを抑えたり上に乗ったりしてやっとふたを閉めたのに、持って行かないといけないものが後から出てくることもしばしば。空港でお土産を買ったときにスーツケースに入れたいときもあります。
ハードのスーツケースの場合、追加で物を詰める時も一旦全部開けなくてはいけません。場所をとるし目立つので外では難しいですね。
一方でソフトのスーツケースでは、ファスナーを少し開けてねじ込むことができます。薄くて壊れないものなら外ポケットに入れる事も可能です。
外ポケットが使える
ほとんどのソフトのスーツケースには、ボディ側面に外ポケットが付いています。
地図や旅程メモなど薄くて軽いものを収納でき、スーツケースを空けることなく出し入れができるので移動の際にとても便利。
ただし、ソフトのスーツケースは布製で水に弱いので、紙を入れる場合はクリアファイルに挟んでおくと◎
また、財布やパスポート等の貴重品はもちろん、手帳など飛行機内で使いたいものはスーツケースの外ポケットに入れないようにしましょう。空港チェックインで預ける際に取り出し忘れることがあります。
狭い場所でも開けられる片開きが便利
ソフトのスーツケースの一番の利点と言ってもいいのがフタ(片開き)です!
ハードのスーツケースだと開けた時の大きさ分のスペースが必要になります。狭いホテルでは開ける場所がなく、玄関やベッドの上を使わなければならないことも…。一方、ソフトのスーツケースでは、フタを開けるだけなのでハードの半分の床スペースで済みます。
また、やむおえず空港や人目がある場所でスーツケースを空けるときもフタタイプは便利。ハードのスーツケースは、開けると中身が丸見え。一方、ソフトはフタを少し上げるだけなので中身が見えにくいです。
中身を固定しなくても閉じることができる
ホテルや知人宅で連泊する時はスーツケースの荷物はどうしていますか?
両面に物を詰めるハードのスーツケースでは、固定しないと閉じるのが難しい。無理やり片面に山盛りにして閉じることもできますが、フレームに服が挟まりイライラ…。
一方、元々片面だけに詰めるソフトタイプは、固定せずぐちゃぐちゃのままでもフタを閉めることができます。
整理整頓が苦手な人や、忙しい人でもとりあえずフタ閉めたら大丈夫(笑)
分厚いものでも、荷造りが楽ちん
ハードのスーツケースだと、真ん中からパカッと二つに分かれるので上手に荷造りをしないといけません。大きなものを運ぶ時は凸凹の要領で考える必要があり、パッキング上級者でないと効率よく詰めるのが難しい。
一方、ソフトのスーツケースは片方に詰めてフタを閉めるだけ。段ボール箱に詰めるのと同じ感覚で、分厚いものもスッポリ入るので荷造りがとても楽。心なしか量も多く入る気さえしてきます。
何も考えずにとりあえず箱詰めでOK!
荷物が増えても大丈夫!拡張機能
海外旅行のパッキングの難しいところは、行きと買えりで荷物の量が変わること。往路では余裕だったスーツケースが復路ではパンパンで入りきらない!という事態が頻繁に発生します。
ソフトのスーツケースは2重ファスナーになっているのでファスナーの開け具合で、容量を拡張することができます。スーツケース自体が5~10㎝ほど分厚くなるので帰り道の荷物の心配も少なく済みます。
ソフトタイプは重ねて収納できる
ソフトのスーツケースは使わない時に重ねて収納することが可能です。
スーツケースの保管に場所を取らないので、国内用・海外用と別々のサイズのスーツケースを両方持っておきたい人にとってはとても便利。
荷物が少ない往路はスーツケースを重ねて持って行き、荷物が多くなる帰り道は二つに分けて使うこともできます。
同じ製品の別サイズなら隙間なくピッタリ収まるので、重ねても中でグラグラすることもありません。ただし製品によっては重ねられないものもあるので、確認してから購入しましょう。
ソフトスーツケースの弱点とデメリット
とても使い勝手が良いソフトタイプのスーツケースですが、もちろんデメリットや弱点も存在します。
汚れに弱い
海外旅行でスーツケースが汚れるのは避けられません。
プラスチック製のハードケースなら水拭きで大抵の汚れは落ちますが、布でできているソフトケースは洗剤を付けて水洗いをしないとしっかり汚れを落とすのは難しいでしょう。アルコール消毒がしづらいのもデメリットの一つです。
水濡れに弱い
ソフトスーツケースは汚れ同様、水濡れにも弱い。
最近の製品は撥水加工がされているので、雨の中短距離を移動する程度なら問題ありません。しかし、大雨の中に放置すると中まで水が浸透することがあります。
受託手荷物とした場合、飛行機に積み込むときに長時間屋外に放置されることがあります。その時に雨が降っていると荷物引き取り時にスーツケースが濡れていることもあります。頻度は多くありませんが、スーツケース外側に詰める物に注意したほうが良いでしょう。
ファスナーが壊れやすい
最近のスーツケースはとても頑丈は作りとなっており、ちょっとやそっとでは壊れません。しかし、気を付けたいのがファスナー部分。
ソフトのスーツケースはファスナー開閉が主流です。開け閉めが多いのはもちろん、ファスナー部分は少し出っ張っているのでスーツケースを移動する際にぶつけることも多い箇所です。自力での修復が難しいこともあり、ファスナーが壊れたら処分することになるでしょう。
デザインがダサい
可愛いデザインが多いハードタイプに比べて、ソフトは地味で似たり寄ったりのデザインです。
日本で人気のスーツケースは圧倒的にハードタイプ。ソフトは販売数が少なく輸入品が多いので、気に入る色や形を見つけるのは難しいかもしれません。シールやステッカーでカスタマイズできないのも残念ですね…。
見た目よりも機能性を重視する海外ではソフトタイプが人気です。
海外用スーツケース(ソフト)の選び方
海外への長期旅行(留学)用のスーツケースは、Lサイズ(容量90L)以上でしっかりした生地の製品がおすすめ。重量があっても移動しやすい4輪キャスターは必須です。
ソフトは汚れが落ちにくいので、白やピンクよりも黒や紺などの暗めの色の方が最終的に重宝するでしょう。あとは、拡張ファスナーや、外ポケットが付いてるとさらにオススメです。
こんなスーツケースがオススメ!
- 容量90L以上
- しっかりした生地
- 拡張機能付き
- 外ポケットがある
- 4輪キャスター
- 色が暗め
まとめ
日本ではハードのスーツケースが主流ですが、海外ではソフトのスーツケースの方が圧倒的に多く使われています。
使ってみると差は歴然。ソフトタイプのスーツケースの使い勝手の良さに驚きます。デザインこそ微妙ですが、見た目の良し悪しよりも機能性を重視する外国人がメインで使う理由に納得。
ソフトタイプのスーツケースにもデメリットや弱点もありますが、他の機能性を考えると正直全然気になりません。(強いていうならダサいのが嫌だけど…)
海外用スーツケース購入を検討している方はぜひ、この機会にソフトタイプに乗り換えてみてはいかがでしょうか。
なお、ハードタイプと比べた防犯性・耐久性・価格などを下記のブログでご紹介しています。合わせてご覧ください。
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