今勤めている会社を退職してワーキングホリデーをするか悩んでいる方へ、実際に社会人でワーキングホリデーに行った方体験談をご紹介するコーナーです。今回は、オーストラリア・ブリスベンでワーキングホリデーを1年間した方のお話です。
こんにちは。管理人のもえこです。
当サイトをご覧いただきありがとうございます。
20代後半でワーキングホリデーを決意したと当時を振り返るトビッコさん(女性)にお話しを伺いました。
*********
タップできる目次
オーストラリアでワーキングホリデーを体験
私が社会人でワーキングホリデーをするに至った理由は、ぼんやりと昔から海外で生活してみたいとずっと思っていたから。20代も後半になり、このままでいいのか、と思うようになり、思い切って一度日本を飛び出してみることにしました。
ワーキングホリデー先として選んだ、オーストラリア第3の都市ブリスベンは一年を通して気候が良く、安全で、ストレスの少ない街。物価が低いわりに、最低賃金は高めでワーキングホリデーの稼ぎでも十分生活できます。
ワーキングホリデーをスタートさせてから初めの4ヶ月は語学学校に行き、日中は英語を学びながら、アルバイト先を探す日々を送りました。
ワーキングホリデーは新しい発見の連続
接客でのお客様との関係が違う
印象的な出来事の一つに、日本食レストランでのアルバイトがあります。
アルバイト中、レストランの都合でお客様を待たせてしまうことが何度かありました。もしもここが、お客様第一の日本だったら大クレームになってしまうような状況です。
お客様に何度も「お待たせしてすみません」と謝りましたが、お客様から帰ってきたのは「それは君が謝ることじゃないから謝らないで」という言葉でした。
経営者との関係が違う
もう一つ印象的な出来事は、雇用先のマネージャーに仕事量を交渉できるということです。
シフトを減らされたり、もっと働きたい、と思う場合は、マネージャーと直接話して交渉できます。
私の場合、雇われれすぐの頃は週5日、多い時は週6日で働いていました。ところがある日突然、レストランの都合で、週3日くらいに減らされることに。こちらも生活がかかっています。そこで「もっとシフトを増やしてください」と直接交渉すると、翌週からは週5日に戻してもらうことができました。
日本ではなかなか難しいかもしれませんが、オーストラリアでは「主張する」ことが大切になります。ワーキングホリデー中はこのような学びがたくさんありました。
英語ができればチャンスが増える
ワーキングホリデーに行く前に、すればよかったと後悔していることは、英語の勉強です。
私は英語には自信がありましたが、それでもネイティブスピーカーと話すと理解できないという場面には何度も出くわしました。語学学校に通っている間、たくさんの日本人を見てきましたが、「学校に行けば英語はなんとかなる」と甘えている人が多い印象。ワーキングホリデー中、数か月間の語学学校で英語を話せるようになるにはセンスと努力が必要となります。
英語がある程度話せれば、住む家の交渉や、仕事を探す間、自分をアピールすることができます。
オーストラリアでの仕事探しでは大抵、面接の後に「トライアル」というお試し採用があるので、そこで求められているものを発揮できないと採用されません。
シビアですが、ワーキングホリデー中に英語を勉強するのではなく、英語をはある程度できるようになった上でワーキングホリデーに行くことをお勧めします。
人生の分岐点で挑戦するワーキングホリデー
20台の後半は、仕事で昇進したり、結婚するなど、人生の一大イベントが目白押しです。社会人でワーキングホリデーをするということは、安定した生活を一度リセットするということ。大変な勇気がいることです。
しかし人生は一度しかありません。やらずに後悔するよりも、やって後悔した方がいいとはよく聞く言葉ですが、日本を飛び出してみると、自分の常識を覆す出来事や人に出会います。
そしてそれが人生をより良い方向に変えることになるでしょう。
私自身、あの時会社を辞めてワーキングホリデーに挑戦する選択をしてよかったと心から思っています。
ワーキングホリデーは限られた年齢の人のみに与えられる権利。少しでも興味があるのであれば、一歩踏み出して見てほしいなと思っています。
**********
ご覧いただきありがとうございました。
こちらのコーナーでは、実際に会社を退職してからワーキングホリデーに行った方の体験談を掲載しています。
出発前や滞在中のお仕事、帰国後の就職についてなど体験者それぞれの言葉で語ります。
▼関連記事