初めての海外留学。ホームステイ先が決まったら、お土産をどうするか考えましょう。
ホームステイで渡すお土産といえば「箸」を考える人が多いですが、実はこれは一番NGのお土産。アジア系ではない欧米人にとっては、かなり微妙なお土産です。
せっかく日本のお土産を渡すなら喜んでもらいたい!カナダでホームステイをするときに「喜ばれるお土産」「NGなお土産」をご紹介します。
ブログではカナダでのホームステイを前提にしていますが、アメリカやオーストラリアでも基本的に同じですよ。
タップできる目次
ホームステイ先にお土産は必要か
まず、ホームステイに持っていくお土産は必ずしも必要なものではありません!
実際、ホームステイにお土産を渡すのは日本人や韓国人留学生ばかり。ヨーロッパや南米の留学生でお土産を渡す人は少数派です。
もちろん、ホストファミリーもホームステイでやってくる学生にお土産を期待していません。
お土産を持って行けば初対面の話題作りになる
お土産は必ず必要なものではありませんが、初対面の人たちとの話を盛り上げる良いきっかけになります。初めてのホームステイで緊張している人や、おしゃべりが得意ではない人はぜひ持っていきましょう!
また、子どもがいる家だとお土産による人気取り効果は絶大!私がカナダに留学した時、ホームステイ先に高校生男子が3人いました。持って行ったお土産に興味津々で大変盛り上がっていました。
ホストファミリーに渡すお土産の金額
お土産を用意する場合、お金もそんなにかける必要はないでしょう。
短期滞在(3か月以内)なら1000円以内、長期(半年以上)でも多くて3000円程度でしょう。後述していますが、張りきって高価なものを渡しても、興味をもってもらえず残念な思いをすることもあるので、無理のない範囲でOKです。
お土産を渡すタイミング
ホームステイに到着後は時差ボケもあり長旅で大変疲れています。自己紹介もそこそこに、すぐにベッドで休むことになります。
荷物を整理した後のほうが会話もゆっくり楽しめるので、初日は疲れをとることを中心にしてコミュニケーションは翌日からとっていきましょう。お土産はなるべく家族のメンバーが集まっているときを狙って渡すのがベストです。
喜ばれる!ホームステイのお土産
日本でもお土産として人気のお菓子は、海外でも大変喜ばれます。小分けになっているものは、リビングに放置されても傷みにくいのでおすすめです。
おすすめ①洋菓子 絶対ハズレなし
パイやクッキー、ラングドシャなどの洋菓子(特にお土産用の箱のやつ)は間違いなく喜ばれます!ももやりんご、ばなな味などのフルーツ系がハズれないのでおすすめ。
また、キットカットやポッキーなどは海外でも知名度の高く人気のお菓子。警戒心なく食べてもらえます。日本っぽいお土産を探すなら、抹茶やきな粉、桜など季節限定商品にしてみてはいかがでしょうか。
おすすめ②和菓子 好みが別れるが話題性アリ
饅頭などの日本のお菓子は賛否が分かれます。
カナダの人は食べ物の好き嫌いが激しく、慣れ親しんだ味でないものは絶対食べないという人もいます。そのため餡子や抹茶をふんだんに使った饅頭・大福・団子、せんべい等は受け入れられない可能性もあることをご承知おきください。
どうしても和菓子を…という人は和洋折衷のお菓子を選んではいかがでしょうか。
基本の「こしあん」「つぶあん」に加えて、チョコレート、カスタード、チーズ、りんごジャムなどのバリエーション豊かなセットです。
餡は無理というカナダ人にも洋風にアレンジされたもみじ饅頭は好評でした。
おすすめ③ 日本茶
カナダでは緑茶(グリーンティー)が良く飲まれています。ジャスミンティーやフルーツ風味のお茶が人気ですが、同じグリーンティー仲間で日本茶も親しまれています。
美味しい日本のお茶をお土産として持って行き、産地の説明をしながらお茶を淹れてあげると喜ばれますよ。
ベジタリアンやヴィーガン(完全菜食主義者)やアレルギーの人も多いカナダですが、お茶なら多くの人に楽しんでもらえるのでオススメ。
おすすめ④インスタント・ドライ食品
海外でも、カップ麺や袋めんなど大量のインスタント食品が出回っています。しかし、日本のインスタント食品のクオリティにはかないません!特に若者がいる家では、インスタント食品をよく食べるので、きっと喜んでもらえるでしょう。
若者は好奇心旺盛なので、見たことがないものがあればすぐに集まってきます!カナダでも、意外と白ご飯を食べるので、「ふりかけ」も人気アイテムです。
ホストファミリーが年配の場合は「海外製品」を信用していなかったり、「50年間食べてきた自国のものが一番!」とこだわりの強い人が多いので、日本のインスタント食品は微妙かもしれません。
作ってみても、こっちが勧めるまでは口にしないし、しぶしぶ食べてみて「う~ん。まあまあだね・・・」と正直。年配の人にとっては、やはり慣れ親しんだ味が一番なんだと思います。
おすすめ⑤ 自分が好きなもの
相手を喜ばそうと一生懸命選んでも、相手の反応によってがっかりすることも多い。ホストファミリーはお土産に興味はなくても、あなた自身のことなら興味を持って聞いてくれます!そんなときに良いのが「自分が好きなものとして紹介できる何か」です。
私がせんべいを持って行ったとき、それ自体に興味を示したファミリーはいませんでした。しかし、「せんべい好き」をアピールすることで、買い物に行った際にライスクラッカーを買ってきてもらえる機会が増えました!
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微妙な反応。NGなお土産たち
ホームステイでお世話になったファミリーや、夫の家族の家へ遊びに行くときはお土産を厳選しているつもりですが、残念ながらNGだったお土産が多くあります。
ガチな日本食品
日本食ブームとは言われていますが、カナダの普通のスーパーマーケットに「梅干し」「佃煮」「スルメ」「納豆」などは、まず売っていません。日本食に興味がある人がわざわざ「日本食料品店」で購入しています。私たちが思っているほど日本食ブームになっていません。
日本人でも賛否の分かれるこれらの食品が、文化の違う海外ホームステイで受け入れられる可能性は低いでしょう。ウケ狙いの場合を除いては避けた方が無難です。
箸
お土産に箸は絶対やめた方がいい理由2つ
- お土産に箸が定番すぎて家にたくさんある
- カナダ人は箸を使わない
米も食べるだろうし、使うときもあるだろうなと。しかし、カナダ人のみんなは白ご飯もフォークで食べるので、箸は全く使ってもらえませんでした。そもそも欧米人で箸を使える人は多くありません。
時々、マドラーのようにコーヒーを混ぜるのに使っているのを見たことがありますが、カナダの食器洗浄機のパワーに耐えられず、塗装が剥げてさっさと捨てられてしまいました(;▽;)
日本では必需品の箸ですが、カナダでは用途がわからないのに色んな人が持ってくる謎のお土産になってしまいます。ただし、ステイ先がアジア系ファミリーの場合は良いかもしれません。
グラスやマグカップ
箸同様にNGなのがグラスやマグカップです。理由は2つ。
- カナダで買える
- 日本のコップは小さすぎる
カナダではどこでもカップを売っています。街の名前が入ったものや、卒業した大学名が入ったものなど、お土産の中でも超定番。どんどん買い替えるものでもないし、たくさんあっても困ります。
そして、致命的なのがサイズの違い。日本のコップはとにかく小さい!カナダ人は大きいコップを使うので日本のグラスやマグカップをお土産にしても使ってもらえないかもしれません。
キーホルダー・アクセサリー
キーホルダー系のお土産はファミリー全員で使えるものではないですし、初対面でアクセサリー類も微妙…。仲良くなってから個別に渡すならアリですがホームステイではNGのお土産ですね。
韓国人の男の子が味のある工芸品のキーホルダーをお土産に持ってきていました。結構高そうなものでしたが、翌日にはその辺にポイッとなっていました。
折り紙
「折り紙」もよくお土産オススメの品に挙げられています。
こちらはホームステイ先に小さな子どもがいる前提でオススメです。折り紙はカナダでは珍しく、子供に作ってあげると大変喜ばれます。
大人ばかりの家庭に折り紙をもっていく場合は、自分で全部折るつもりでもっていってください!折ったやつは凄い凄いとみてくれますが、大人の彼らが自ら折り紙で遊ぶことは稀です。
お土産は日本っぽいものにこだわらなくていい
お土産選びの時に、頭に入れといてほしいこと。それは、ホームステイを受け入れている家庭はそれほど日本の物に興味が無いということ。
自分が、「日本といえばコレ!」「驚かせたい!」と思って浴衣やけん玉、こけしや和細工を持って行ってもホストファミリーに興味を持ってもらえないこともよくあります。
結局はガチで日本っぽいものよりも、親しみがあるけど珍しいもの。ずっと持っておく高価なものより、気軽に使える消耗品がよいです。
まとめ:ホームステイ家族に渡すお土産は食べ物一択
日本のお土産は色々ありますが、やっぱり一番おすすめなのは食べ物(できればお菓子)です。
- ハズレにくい
- 価格が安い
- 空港で買える
- 軽くて小さい
- 他の日本人と被っても消耗品ならOK
相手がどんな人かわからないホームステイのお土産は食べ物一択。
何を買っていいか悩んだらとりあえず、地元のお菓子。北海道民なら「白い恋人」、東京都民なら「東京ばなな」、兵庫県なら「バウムクーヘン」などがおすすめです。
万一、気に入ってもらえなくても自分のお腹で処理できるので便利です。