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カナダで新車を購入する場合、日本で購入するときと違う点が色々とあり驚きました!値引き交渉や走行距離などカナダの新車購入事情をご紹介。また、日本車(プリウス・アクセラ)と海外車(Golf)の購入価格(車両本体+税金)を日本で買う場合と比べてみました。

販売車種ラインナップの違い

同じメーカーでも、地域ごとに販売車種が異なります。

例えば、日本で販売中の6~7人乗りSUVである「マツダCX-8」は北米では販売していません。代わりに一回り大きな北米サイズのCX-9をよく見かけます。

また、小回りの利くコンパクトカーの「マツダ デミオ」は、現在北米では販売していません(過去に販売していました)。道路の広い北米ではコンパクトカーはあまり必要とされていないのかもしれませんね。利用者も体格が良い人が多いので、小さいクルマはデメリットの方が目立ちます。

車に限らず、何でもデカければデカいほど良い!!みたいな思考。

ちなみにデミオのポジションには、小さめのSUVである「マツダCX-3」がラインナップされています。(デミオとは値段が全違うんですけどね…)

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国内仕様車とは異なる海外仕様車

日本は右ハンドルですが、北米は左ハンドルですね。でも違いはそれだけではありませんでした。同じ車種でも、海外仕様車の場合は機能や内装が国内仕様車と異なる場合が多いんです!

例えば、マツダの新車種(国内仕様車)に標準装備となっている安全装置「アドバンスト・SCBS」。これは自動ブレーキの凄いやつで、対物だけではなく対人にも有効な衝突回避支援技術です。なんと80/hまで対応できるんだとか!

一方、残念ながら北米仕様車には装備していません…。オプションでアップグレード前の「SCBS」を選べますが「対物のみ・40/hまで」と劣る印象ですね。まぁ、無いよりマシなんでしょうが。

※北米販売のマツダ車でも車種・クラスによっては「アドバンスト・SCBS」が選べるそうです。なお名称は「pedestrian detection」となっています。そしてあまりメジャーではないので、知らないセールスマンも多いよう。

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販売価格・税金の違い

日本車(Mazda)、日本車(Toyota)、海外車(Volkswagen)それぞれ日本とカナダで購入する場合の価格を比較してみます。

上記でご紹介した通り、販売地域によって仕様が若干異なりますが、なるべく近いグレード・オプションなしを選んでいます。オプションや値引き交渉次第で価格も変わりますが定価の最安値ということで、ご参考まで。

※各公式ウェブサイトより(2018年7月調べ)
※保険料は計算外
※1 CAD = JPY 84.789

日本車Mazda(アクセラ・ガソリン)の場合

2018 Mazda 3

 

ガソリン車代表は「マツダ アクセラ」。どちらも一番下のグレードですが、日本仕様車は1.5Lエンジン、北米仕様車は2.0Lエンジンを搭載しています。

日本仕様車には北米仕様車にない安全システムをたくさん搭載しているので若干高め。現在Mazda Canadaで$1500引きのプロモーションをしているので、それを加味した表示になっています。

合計金額は同じくらいですね。カナダの税金高いです!!

  日本仕様 カナダ(北米)仕様
車両本体価格 ¥1,900,800 1,608,208
税金・諸経費 ¥195,190 384,340
合計 ¥2,095,990 1,991,548

※アクセラ15CとMazda3 GX 2018

日本車Toyota(プリウス・ハイブリッド)の場合

2018 Prius

 

日本車のハイブリッド代表は「トヨタ プリウス」。カナダでもよく見かける車種ですよ~!どちらも1.8Lエンジン搭載です。

グレードについて、どれがどれに対応するのかよくわかりませんでした…。とりあえず一番下のグレードを選んでいます。トヨタ詳しい人…おしえてください(*_*)

税金に大きな差がでているのはエコカー減税のためです。カナダはエコカー減税無いみたいですね。

  日本仕様 カナダ(北米)仕様
車両本体価格 2,429,018 2,339,440
税金・諸経費 136,987 483,154
合計 2,566,005 2,822,594

※プリウス EPrius 2018

同じくハイブリッドで人気のコンパクトカー「アクア」が、カナダではプリウスCという名前で販売されていました。紛らわしいです。

海外車VWGolf)の場合

Golf Trendline

 

海外車のヨーロッパ代表はワーゲンの「Golf」。同じ大きさや用途の日本車よりも少しお高めのイメージがありますが、カナダで購入する場合はどうでしょうか。今回比較したGolf Trendlineのエンジンは日本仕様車が1.2L/7DSG、北米仕様は1.8L/6速オートマです。

ドイツ出身の「Golf」は、日本から見てもカナダから見ても「外車」に当てはまりますが、価格に大きな差がでています。上記のプリウスと価格が逆転しちゃっています…。仕様の差もあるのかもしれませんが。

カナダでは3ドアタイプも販売していて驚きました。でも比較対象は5ドアのGolfです。

  日本仕様 カナダ(北米)仕様
車両本体価格 ¥ 2,539,000 2,005,280
税金・諸経費 ¥ 223,730 478,109
合計 ¥ 2,762,730 2,482,492

※Golf TSI Trendline

まとめ:カナダで新車を買うと税金が高い

との車種についても共通して言えること。カナダで購入すると税金が高い!!

消費税だけでも最大15(州による)も取られてしまいます。その他なんやかんやの経費も重なって車両本体価格にのしかかってきます。

カナダで新車の値引き交渉はできるか?

日本ではクルマを定価で購入する人なんていません。現金値引きはもちろん、オプションなどのオマケも含め、普通車なら20万~30万円は値引きできるでしょう。

実はカナダでも新車は値引き交渉が可能です!!

期間プロモーション

クルマ社会のカナダではかなりの頻度で新車プロモーションを行っています。内容は色々ですが、〇ドル値引き・アクセサリー無料・ナビゲーション無料・スノータイヤ無料・ファイナンス利子0%などがよくあるプロモーションです。

季節ごとに内容が変わるので、一番いいときに購入したいですね!

ファイナンス予定の人は利子0%がお得。また、カナダではスノータイヤ必須なのでスノータイヤ無料もねらい目です。

オプションサービス

通常は追加料金がかかるオプションを無料にしてくれることがあります。

例えば、マツダの赤「ソウルレッド」は通常$300ほど追加料金がかかります。同色の在庫が多い場合や販売員が早く契約を決めたい場合は追加料金を無料にしてくれるかもしれません。

最後のダメ押し

期間プロモーションやオプションサービスは最初から適応してくれている場合がありますが、ここから最後の一押し!

価格自体の値引き交渉が可能です。粘ったら以外と安くなります。交渉の末、全部で$2800くらい値引きしてもらうことに成功しました。

在庫車販売が基本

カナダには自動車メーカーがありません。そのためすべてのクルマが輸入車です。日本で新車を購入する場合、よく売れる車種やカラーは事前に見込み発注する場合もありますが、基本的には購入決定後に発注しメーカーで組み立てを行います。そのため細かいオプションにも対応することができます。納車まで数週間~1か月程度が普通。長くても3ヵ月ほどです。

一方カナダでは、契約してから日本のメーカーに発注すると6ヵ月以上かかる場合も…。そのため在庫車販売が基本です。

実際に納品されるクルマをディーラーで見ることができるほか、納車まで1~2週間程度と早いのがメリット。欲しい車種のカラー・グレードの在庫が無い場合は他の色を勧められることもよくあります。

走行距離が既に100㎞オーバー

カナダでクルマを購入する場合、新車でも既に走行距離が100㎞以上あるものも多いです。特に港がない内陸部の小都市だと、300㎞超のこともあります。在庫車販売が基本なので都市内のディーラーを行ったり来たりしている可能性もあります。

実際に私が購入した新車は既に走行距離が333㎞でした!!新車と呼べるのか・・・?

車庫証明は不要

日本で新車を購入するときは、クルマを保管する場所を持っていることを証明する車庫証明こと「自動車保管場所証明書」が必須となります。

カナダの場合、車庫証明は必要ありません。家にガレージがない人は家の前の路上に駐車しています。

道幅が広く、路上駐車OKの道路がたくさんあるので路上駐車が迷惑という認識はあまりありません。但し、路駐NGの個所に駐車すると厳しく取り締まられるのでご注意下さい。

カナダに住むなら車必須

今回、カナダのクルマ事情を調べていて色々な違いに気が付きました。同じ車種なのに日本と海外では仕様がここまで違うとは思っていませんでした。新車購入する際は、日本国内仕様と比べてしまって正直ガッカリすることも多いです。オプションも自由に選べなかったりするし。

色々文句はありますが、カナダ郊外に住むと公共交通機関がとても不便。スーパーやコンビニでさえ徒歩圏にある物件は少ないです。短期滞在の一人暮らしならまだなんとか我慢できますが、家庭を持つと絶対に車が必要ですね。

公共交通機関が充実していて、必要な施設が徒歩圏にそろう日本が本当に羨ましいです。

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