ワーキングホリデーは渡航前にもすることがたくさんあります。
忘れて出発すると、金銭的に損をしたり現地で困る可能性があるので余裕をもってしっかり準備していきましょう。
カナダのワーキングホリデーへ出発する前に日本で準備しておくことをまとめました。
- ワーホリに行きたいけど、何から準備したらいいかわからない
- 準備できたけど見落としがありそうで不安
- 出発まで時間があるから今できる準備を知りたい
ワーホリ準備は情報収集からスタート
ワーキングホリデーの準備で最初にしたいのは情報収集。
行きたい国に住んでいる人やワーキングホリデーの先輩が発信している情報を見れば、現地の暮らしがどのようなものなのかをイメージできます。
カナダのような州によって法律が異なる広い国では、滞在都市によって雰囲気が大きく異なります。
自分の滞在予定都市と同じ地域の情報を集めるのが実際の生活と近いのでオススメ。下記のブログで都市別のカナダ現地ブログをご紹介しています。ぜひご覧下さい。
渡航準備
まずご紹介したいのは、カナダ渡航に関する準備です。パスポートやビザ申請は必須です。
- パスポート準備
- ビザ(就労許可証)準備
- eTA登録
- 航空券を購入
- 海外旅行保険に加入
- 日本の免許証
- 国際免許証
- 国際学生証
パスポートとビザの申請
パスポートを持っていない人、期限が切れている人、海外滞在中に失効しそうな人は新規発行や切り替え申請が必要となります。パスポートの準備が出来たら、ビザの申請を行います。最低でも6ヶ月前には準備を始めましょう。
下記のサイトに手順が紹介されています。
電子渡航認証(eTA)と航空券の準備
eTA とはカナダ入国に必要な電子渡航認証のこと。ビザとは別なので必ず手続きをしましょう。申請はオンラインの簡単な手続きにより行えます。通常は数分で完了しますが、関係書類を求められた場合は数日かかることもあります。カナダへのフライトを予約する前にeTAを取得することが最善です。
カナダ行き航空券は、東京‐バンクーバー往復の場合1500ドル(約12万円)が平均的です。乗り継ぎが必要な都市は100~300ドル程度高くなります。季節による変動も激しいので出発数か月前から価格を見ておくことをお勧めします。
- 電子渡航認証 (eTA) 申請サイトfa-external-link
- ena(イーナ) 簡単にスグ買える★オンライン旅行サイトfa-external-link
海外旅行保険に加入
ワーキングホリデーの渡航者はカナダの国民健康保険が利用できないことがあります。保険に未加入だと全額負担となってしまいます。下記は保険未加入の場合の医療費目安です。
- 一般診察: 50〜100ドル(約4,100〜8,200円)
- 救急車: 50ドル(約4,100円)以上
- 手術と入院: 2,000〜5,000ドル(約16万4,000円〜41万円)
ワーホリや語学留学でカナダに渡航する前に海外旅行保険に加入しておきましょう。日本語対応やキャッシュレスサービスでサポートが手厚い日系の海外旅行保険の他、カナダ現地で契約できる格安医療保険も人気です。
AIG損保のワーキングホリデー保険についてfa-external-link
免許証や国際学生証
免許証や国際学生証があれば、カナダでの身分証明(ID)として利用することができます。カナダでは、お酒やたばこを購入する時、レストランやクラブ入店時など様々な場面でIDが必要となります。パスポートを持ち歩くよりも安全なので、どれかを用意しておくと便利です。
日本の免許証を持っている人はカナダに到着後、簡単にカナダの免許証を取得することができるので持っていくと良いでしょう。カナダの免許証の取得方法は州によって異なります。
国際学生証申請について(全国大学生協連)fa-external-link
公的手続き関連の準備
カナダで渡航する前に、日本でしておくべき公的手続きについてご紹介します。
- 失業保険
- 国民年金
- 国民健康保険
- 住民税
- 転出届
失業保険の受給または資格延長
ワーホリへ行くために自己都合退職する場合、3ヶ月の待機期間を置いてから雇用保険受給がスタートします。また、基本的に海外渡航中は失業保険の受給ができません。
そのため、全額受給しようとすると半年間は動けなくなるため無駄に時間を使うことになりかねません。
さらに、雇用保険は「積極的に就職活動をしている人」が受給するもの。ワーホリへ行く前提での需給は不正受給とみなされる場合があるので注意が必要です。
但し、受給期限の延長手続きをすれば最大3年延長することができるので、帰国後に受給することができます。対象となるかどうか最寄りのハローワークで確認してみましょう。
国民年金・国民健康保険・転出届け
ワーホリで海外渡航している間の国民年金と健康保険はどのような扱いになるのでしょうか。
住所を海外へ移す「海外転出届」を提出すれば、海外滞在期間の国民年金は強制加入ではなくなります。任意での加入が可能なので、日本の預金口座から引き落としする方法や日本国内に住んでいる家族が代わりに支払うことで納める方法があります。
健康保険は海外転出届けを出せば自動的に外れることになります。
転出届を提出できるのは「1年以上海外へ渡航する人」が対象ですが、地域によってルールが異なるのでお住いの市区町村へ問い合わせてみましょう。
住民税
住民税は、前年の所得に対して、1月1日に住んでいる市区町村で課税されます。そのため、年の途中で海外へ引っ越しをした場合でも、住民税は引っ越す前の市区町村に支払うことになるため、口座振替などの準備が必要です。
1月2日にワーホリに出発した場合も、1年分の納税をしなくてはなりません。一方、12月31日に出発した場合は、1年以内に帰国したとしてもその年の納税は必要はありません。
お金関連の準備
海外生活で最も大切なお金の準備。実際に持って行く金額は滞在期間や生活スタイルによりますが、準備は多くしておいた方が何かと安心です。
- 生活費を計算しておく
- レート確認
- クレジットカード契約
- 海外送金可能な銀行口座を開設する
- お金を持っていく準備
生活費の計算・為替レート確認
為替レートは毎日変化しています。渡航を決めたら頻繁にレートを確認して、円高になったタイミングで両替するのが良いです。
また、カナダに住む場合の生活費の計算は必須。現地で仕事が見つかれば、黒字で生活も可能でしょうがそれまではお金が出ていくばかりです。
毎月どれくらいの出費になるかを予め想定して資金の準備をしましょう。
クレジットカードと銀行口座の準備
海外生活でクレジットカードは必須。カナダでは身分証明としても使うことができるので、まだ持っていない人は作っておきましょう。
カナダではJCBは利用できないことがあるので、VISAかアメリカンエキスプレスが便利です。
また、海外送金に対応している銀行口座を開設しておきましょう。ワーホリからの帰国時に余ったお金を送金する時に必要になります。
海外送金はもちろん、好きな時にボタン一つで両替ができるネットバンクも便利です!
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カナダへお金の移動方法を考える
カナダへどのようにお金を持っていくか考えておきましょう。
- 現金
- クレジットカード
- 国際キャッシュカード
- 海外送金
ワーホリで働く予定の人は現地での収入があるので、持ち込むお金は最小限で良いでしょう。一方、しばらく語学学校に通う人や旅行の予定がある人は多めに持ち込んでおいた方が良いですね。
しばらく働く予定が無い人など大金を移動させる場合は、海外送金がオススメです。
短期留学や、現地で仕事が見つかるまでの費用だけ最小限で移動させる場合は、国際キャッシュカードやクレジットカードが便利です。
チャージするだけ簡単♪海外で使えるプリペイドカード「マネパカード」とはfa-external-link
勉強の準備
英語の勉強はカナダに到着してからで良いと思っていませんか?
カナダで英語学習をスタートするにあたって、とても大切なのが日本での準備です。できるだけ早い段階で準備を始めましょう。
- 渡航前に勉強をしておく
- TOEICや英検を受けておく
- 語学学校へ申し込む
- テキストを購入する
英語の勉強と、現在のレベルの把握
スピーキングやリスニングは日本国内での勉強は限界がありますが、英文法や単語の勉強は日本でもカナダでもできることは同じ。
出発前に一つでも多くの英単語を覚えることで、現地到着後の英語の伸びが変わります。何をしていいかわからない人はとりあえず洋書や英語ニュースを読みまくるのがオススメです。
スピーキングに自信が無い人は、オンライン英会話で準備体操をしてみてはいかがでしょうか。海外からも受けられるので、カナダに到着後も継続して練習することができます。
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また、現在の英語力を把握するためにTOEICや英検を受けておくのも良いでしょう。カナダでもTOEICを受けることはできますが受験料がものすごく高いので、受けるなら出発前と帰国後です。
英語教材・文具の購入
カナダでは日本の文具や教材が手に入りにくいです。カナダで販売されているノート類はペラペラで、消しゴムを使っただけで破れることも…。
日本の文具で勉強した人は持って行った方が良いでしょう。下記は私が海外で欲しいと思った文具です。
- ルーズリーフ
- クリアファイル
- 可愛い色のハイライター
- 良く消える消しゴム
- 便利系文具
「クルトガ」などの便利系文具は、カナダでは珍しいので自慢できます(笑
語学学校を申し込む
語学学校に通う予定がある人は、申し込みが必要です。出発前に申し込むこともできるほか、カナダ到着後に実際に学校を見て決めることもできます。
語学学校の申し込みは現地エージェントを経由したほうが自分で手配するよりも安くなる場合があるので、要チェックですよ。
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生活面での準備
渡航の3ヶ月~1ヶ月前になったら、いよいよ現地の生活をイメージした準備が必要になります。
- 滞在先の確保
- 仕事の目星をつける
- 履歴書を作成
- 病院に行く
- 現地エージェントを調べておく
- 荷物をまとめる
滞在先を決める
カナダへは直行便でも10時間かかります。長距離移動の直後に滞在先を探すのはとても大変。出発前の滞在先確保は必須です。
- ホームステイ
- シェアハウス
- アパートメント・コンドミニアム
- ユースホステル
海外へ行くのが初めての人はホームステイがおすすめ。到着後すぐに必要最低限の生活ができるので、ゆっくりと生活に慣れることができるので安心ですね。まずは1ヶ月ホームステイをしながら生活に必要な場所やモノを考えましょう。
英語が得意な人や費用を節約したい人は、到着直後はユースホステルに泊まりながら出来るだけ早くシェアハウスに引っ越すのがおすすめです。
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病院に行く
カナダの病院はとてもハードルが高いです。
まず、病院に行ってもすぐに専門医に診てもらうことができません。ウォークインクリニックで必要があると判断されてからやっと専門医に会うことができるのです。
さらに待ち時間がすごく長い。予約していても1時間待ちということも珍しくありません。
気になることがあれば渡航前に病院にいくことをおすすめします。特にカナダの歯科治療は高額で通常は医療保険で補償されません。必ず出発前に日本で直してから行きましょう。
履歴書を作成する・仕事を探す
ワーキングホリデーで仕事をする予定の人は、到着後すぐに仕事探しができるように履歴書を作って印刷しておきましょう。
語学学校へ通う予定の人も、骨子だけでも作りデータを持っておくと修正がスムーズです。
カナダでの仕事はインターネットの掲示板で探すことができます。ワーキングホリデーは渡航前に仕事応募はできませんが、どんな職種があるかを調べて、出来そうな仕事の目星をつけておきましょう。
荷物をまとめる
出発1ヶ月を切ったら荷物の準備を始めましょう。日本では当たり前のものがカナダでは手に入らないこともあります。
私がカナダ生活で常日頃から欲しいと思うものはこちら。
- 折りたたみ傘
- 乾燥機に耐えられる服
- レインシューズ(特にC.州で必要)
- サングラス
- UVカットの帽子
- 可愛い柄の箸 薬 化粧品
どれもカナダでも売っているものです。しかし、質があまり良くない割にとても高価だったりします。日本で買う方がデザインも価格も可愛いので荷物に隙間があれば是非もっていきましょう!
ワーキングホリデーの準備はその後のカナダ生活を左右します!準備の段階から始まっていると思って、情報収取と事前の英語学習を頑張ることが大切です。
以上、ワーホリ準備リストでした。