海外ゲストもたくさん出席する国際結婚のレセプション。余興は、外国人も日本人も全員が楽しめるものにしたい!言葉の壁があっても楽しめる余興をご紹介します。国際結婚の人やカジュアルな披露宴を希望している人のヒントに。
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前回までの内容:海外風の結婚式を日本でした体験談
連載4回目になりました、カナダ人との国際結婚の挙式や披露宴を日本でしてみた体験談です。前回までに、カナダの結婚式と日本の結婚式の違いをはじめ、式場やウエディングドレス選び、アイデア料理についてご紹介してきました。
海外の結婚式で人気の余興とは
reception(レセプション)こと、海外の結婚披露宴はかなりカジュアルな形で開催されます。余興も日本のように凝ったものは少なく、歓談の時間がほとんどです。その中でも海外で特に定番の余興をご紹介します。
ブーケトス・ガータートス
ブーケトスは日本の披露宴でもおなじみですね。一方、ガータートスはあまり日本では見ることがありません。
ガータートスではまず新郎が新婦のドレスの中に潜り込み、新婦が付けているガーターを口で取ります。それを未婚男性陣の中に投げて最初に取った人が次に結婚できるというもの。
要するにブーケトスのセクシー版で、なかなか刺激的です。日本ですると親族はドン引きかもしれませんので注意…!
クイズ大会
日本でも定番のクイズ大会。「新郎新婦が初めて行ったデートの場所」、「新郎が初めて新婦にプレゼントしたもの」など、新郎新婦にまつわるクイズが出題されます。
ファーストダンス・ラストダンス
ファーストダンスはレセプションで終盤で行われる、新郎新婦がゲストの前で披露するダンス。一方ラストダンスはファーストダンスの前に行われる、新婦と新婦父によるダンスです。
「お父さん、今までありがとう。私、幸せになります。」と声をかけながら踊るスローテンポのダンスは見る者の涙を誘います。日本でいう「新婦の手紙」的なポジションです。
国際結婚の披露宴でオススメの余興
海外ゲストも多い国際結婚の披露宴。言葉の壁があるため、日本人だけでなく外国人も楽しめる余興を考えるのはとても大変です。
私たち夫婦の場合、日本語と英語での披露宴を行いました。言語に関係なく、すべてのゲストに楽しんでいただける、参加型余興をしてみましたので、ひとつずつご紹介します。
新婦のドレス色あて投票ゲーム
海外の結婚式ではお色直しはなく、一日中白いウエディングドレスで過ごすので、外国人ゲストはカラードレスに興味津々でした。
お色直し後に投票ボックスを開け、当たりの人に景品を渡しました。
おすすめポイント
- 受付に投票ボックスを設置し、事前に投票してもらうことで時間短縮可能
- 受付に英語と日本語でゲーム説明ボードを設置し、言語の問題は無い
テーブル対抗クイズ
新郎新婦にまつわるクイズ大会。スクリーンに表示される3択クイズに答えるというシンプルな物。各テーブルで相談し、A,B,Cが書いてあるうちわを上げてもらう仕組みです。
おすすめポイント
- 説明や出題のアナウンスは日本語、スクリーンに映し出すのは英語にすることで言語問題クリア
- A,B,Cの札を使うことで声を出さなくても回答可能
ワインテイスティング
デザートブッフェ中のフリータイムに実施。会場に設置された専用テーブルに、広島産の1000円のワイン、オーストラリア産の5000円のワイン、フランス産の2万円のワインの3種類を置きます。挑戦者は用意してある解答用紙にA,B,Cで答えを記入します。
こちらは自由参加でしたが、たくさんの人がトライしてくれました!そして正解者の90%がカナダ人だったのに驚きました・・・・。
ゲーム準備と参加方法
- リボンや紙をワインに巻いてラベルを隠し、上からA.B.Cのラベルを貼る
- 解答用紙は2種類(日本語・英語)を用意
- 解答用紙にはワイン名・産地・ブドウ品種が予め表記してあり、そこへ参加者がA,B or Cを記入する
- 披露宴終盤に投票箱を開け、正解者を発表→景品贈呈
おすすめポイント
- 会場に設置後は放置しておけばよいので楽
- 解答用紙を2種類で用意すれば外国人ゲストも参加可能
宝探しゲーム
デザートブッフェ中にワインテイスティングと同時開催。折り紙で作った花を会場に隠して、ゲストの皆さんに探してもらいました!見つけたら折り紙と交換で新郎新婦からおかしを受け取るというもの。
ちなみに折り紙の中には新郎または新婦の似顔絵スタンプを押しておきました。新婦の折り紙を見つけたゲストにはディズニーのお菓子、新郎の折り紙を見つけたゲストにはうまい棒を渡しました(笑)
おすすめポイント
- 折り紙はゲスト人数分以上用意。(交換時に全員と会話することができます!)
- 折り紙のほかに、ぬいぐるみも隠せば子供や外国人にウケる。(ぬいぐるみ発見者には特別プレゼントを贈呈)
- ゲーム説明はスクリーンに英語+アナウンスを日本語でOK
司会は英語が得意な人にお願いする
英語が得意な友人が近くに住んでいればお願いしたら引き受けてくれるかもしれません。私の場合、みんな遠方だったので、司会は式場手配で英語ができる人に。余興の準備は全て新郎新婦で行いました。
みんなに楽しんでもらいたい!その一心で準備してきたので、日英ごちゃまぜの余興がうまくいくかが一番心配でした。
カジュアルスタイルでゲストとの距離を近く!
デザートブッフェとゲームを同時開催したのが功を奏し、和気あいあいとしたカジュアルな雰囲気で進行。デザートを食べる人、歓談する人、ワインデイスティングをする人、宝を探す人。新郎新婦もゲストと混ざって楽しむことができました。
今回は、ゲストのみんなが席を立って、気軽に楽しくできて、距離の近い披露宴を目指しました!新婦の私もなるべく席を立って、いろんな人に声をかけました。さまざまな余興を通して、一風変わった披露宴ができたかなーと思います♪
国際結婚を考えている皆様、日本人同士だけどカジュアルでアットホームな披露宴をしたい皆様の参考になれば幸いです。