カナダのスーパーマーケット17選。地域によって違う人気店舗と特徴
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にゃん
カナダのスーパーマーケットは日本と雰囲気が違うね。

もえ
フルーツや野菜が包装されずに山積みになってるのが海外っぽいよね。あと、日本のスーパーほど混んでない気がする。

日本のスーパーの店舗数は約2万2000店舗。そしてカナダは約1万6000店舗が営業しています(2020年調べ)。カナダの人口は日本の4分の1なので、人口に対する店舗数はかなり多いことがわかります。

それでは、カナダのスーパーのチェーン・店舗別の特徴をご紹介します。

カナダのスーパーマーケットの特徴

カナダ(北米)のスーパーマーケットは、日本のスーパーと少し様子が異なります。名前はsupermarketよりgrossly store(グロッサリーストア)と呼ぶことが多いです。

広大な敷地面積をもつカナダはスーパーも大きいです!通路は巨大なカートが2台余裕ですれ違えるくらいの広さがあり、駐車場は満車になることはほぼありえない広さです。

カートの使い方・特徴

  • 利用時にコインが必要な場合がある
  • カートに直接商品を入れる(カゴ不要)
  • 子供が土足でカートに乗り込んでいることがある
  • 外のカート置き場へ返却する

昔ながらのスーパーのカートは、使う時にコインを入れないといけないシステムのお店もあります。定位置に返却するとコインも戻ります。都市部のスーパーではほぼこのシステムはなくなりましたが場所によっては残っていることも。

カート用のカゴは無いので、巨大カートに直接商品を入れていきます。このカート、時々子供が土足で乗っていることがあります。食品を入れる場所にです。日本人からしたら非常識極まりないですが、カナダでは超普通の光景です(笑)カートは綺麗じゃない前提で使うしかありません。

もえ
カナダ生活に慣れると大雑把で非衛生的なこともなんら気にならなくなります。

レジの通し方・特徴

  • 購入数により並ぶレジが異なる
  • ベルトコンベアに商品を置く
  • 袋詰めはしてもらえる

購入商品数によって並ぶレジが違う場合があります。Expressというサインがあるレジは、商品数が少ない人(20個以下など明記されている)だけ並ぶことができます。

日本ではカゴごとレジ台に置きますが、カナダでは自分で商品一つ一つをベルトコンベアに置く必要があります。ちょっと面倒ですが、袋詰めは店員がしてくれるのでその点は楽。

もえ
商品が多い時は時間がかかるので、私はなるべく手伝うようにしています。
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カナダの3大スーパーマーケット大手

にゃん
日本ではイオンやイトーヨーカ堂が全国的に有名な大手スーパーマーケットだけど、カナダにも全国大手があるのかな?

カナダのスーパーは3つの大手チェーンが中心となっています。とはいえ、地域によって有力店舗はちょっと異なります。

左から1位、2位、3位のスーパーマーケットチェーンをまとめました。

ロブローズ ソビーズ メトロ
本社 オンタリオ州 ノバスコシア州 ケベック州
規模
(社員数)
業界1位
約20万人
業界2位
約12万人
業界3位
約6万人
格安店 ノーフリルズ フレッシュコー フードベーシックス
自社ブランド
(低価格)
ノーネーム シグナル セレクション
自社ブランド
(高品質)
プレジデンツチョイス コンプリメンツ インジスティブル

 

それでは、大手チェーンに属するスーパーマーケットと、ローカルだけど地元人気がアツいお店をご紹介していきます。

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Loblowsと系列店

カナダ最大手のスーパーマーケットチェーン「Loblows(ロブローズ)」。

自社製品は、低価格の「No Name(ノー・ネーム)」と品質にこだわる「President’s Choice(プレジデンツチョイス)」があります。

もえ
私は、ノー・ネームの黄色いパッケージがどうしても好きになれないのですが、同じ原材料で他製品よりずいぶん安いことも多いです。

系列を代表するLoblowsの本社はオンタリオ州のブランプトン。オンタリオ州のトロント・オタワ周辺がメインのスーパーマーケットです。

アルバータ州のカルガリー、エドモントンとB.C.州のバンクーバーにも店舗がありますが、少なめです。

公式サイト:https://www.loblaws.ca/

Real Canadian Superstore

ロゴのメープル模様が特徴的なロブローズ系列の大型スーパーマーケット。衣類や食器類など、食品以外の物も取り扱っている点でアメリカ大手のウォールマートに似ていますね。

ほとんどの店舗は郊外にあるため、車がないと不便です。車がある時に行って大量買いするのがおすすめ。

本社は親会社のロブローズと同じオンタリオ州ですが、店舗はカナダ全国にバランス良く配置されています。

公式サイト:https://www.realcanadiansuperstore.ca/

T & T Supermarket

https://www.tntsupermarket.com/

オンタリオ州のリッチモンドに本社を置く「T&T」はアジア系食品を取り扱う大型スーパー。日本食が欲しい時はとりあえずT&Tで探せば見つかります。ロブローズ系列店で、野菜や牛乳や卵など日常食品も置いているので、少し高いですが普段の買い物にも利用できます。

店舗はトロント周辺とオタワが中心ですがバンクーバーやカルガリーなどの大都市にも出店しています。日本人も御用達!

公式サイト:https://www.tntsupermarket.com/

Independent

親会社のロブローズと同じく、オンタリオ州のブランプトンに本社があります。店舗は西のブリティッシュコロンビア州から、東のノバスコシアまで網羅しています。主要都市の中では、なぜかマニトバ州にだけ出店していないようです。不思議ですね。

新鮮な野菜・果物や海鮮が並びますが、価格はやや高めな印象。

もえ
ロブローズとロゴが超そっくりなので最近まで違う店ということを知りませんでした。

公式サイト:https://www.yourindependentgrocer.ca/

Shoppers Drug Mart

カナダのドラッグストアと言えばショッパーズ。カナダに住む人なら誰でも一度は行ったことがある超大手ですが、ロブローズ系列ということを知っているのは少数派ではないでしょうか。

本社は大都市トロント。そのため近隣のオンタリオ州の店舗数が一番多いですが、カナダ国内どこでも見かけます。

シャンプーなどの消耗品と化粧品を豊富に取り揃えています。セール品を選べばスーパーで購入するよりかなり安くなることも。

公式サイト:https://www1.shoppersdrugmart.ca/en/home

Metro と系列店

スーパーマーケット業界第三位のメトロ。本社はケベック州のモントリオールで、ケベック州とオンタリオ州に展開しています。

自社製品はSelection(セレクション)と、Irresistible(イレジスティブル)です。

Irresistibleのポテトチップスは色々なフレイバーがある人気商品。プーティーン味があるのがケベックの会社らしいですね。

24時間営業の店舗も多く、とても便利。価格はセールになっていないとやや高めという印象です。ミリタリーディスカウントに唯一対応しているスーパーマーケットでもあります。

もえ
ちょっと高いけどIrresistibleのジュース(濃縮還元じゃないやつ)がすごく美味しくてオススメ。

公式サイト:https://www.metro.ca/en

Food Basics

メトロ系列の格安スーパーマーケット。本社はトロントにあり、店舗はトロントとオタワ周辺などオンタリオ州で115店舗展開しています。

リーズナブルでお財布に優しく、薬局を併設している店舗も多いのが嬉しいですね。全体的にリーズナブルなので普段はこちらに行くのが賢い買い物です。

公式サイト:https://www.foodbasics.ca/index.en.html

No Frills

オンタリオ州トロントに本社を置くスーパーマーケット「No Frills(ノー・フリルズ)」はお財布に優しい低価格と新鮮な野菜が人気です。

オンタリオ州を中心に、アルバータ州やブリティッシュ・コロンビア州、カナダの最東端ニューファウンドランドにも店舗があります。

公式サイト:https://www.nofrills.ca/

Sobey'sと系列店

カナダで2番目に大きなスーパーマーケットチェーン「Sobey's(ソビーズ)」の本社はノバスコシア州のステラ―トン。超大手の本社がこんな田舎に…ちょっと意外です。

オンタリオ州では第1位のロブローズ系列・3位のメトロ系列のスーパーに押されてあまり目立ちませんが、本社があるノバスコシ州はじめアルバータ州やサスカチェワン州ではメインのスーパーマーケットです。

自社ブランドは高品質のCompliments(コンプリメンツ)格安ラインS!gnal(シグナル)があります。

公式サイト:https://www.sobeys.com/en/

Fresh Co

オンタリオ州のブランプトンに本社を構えるFresh Co(フレッシュ・コ―)はソビーズ系の格安スーパーマーケットです。

オンタリオ州に95店舗と、数は少ないですがB.C.州とマニトバ州でも出店を始めました。2020年にも出店計画があり、これから店舗数がどんどん増えていきそうですね。

格安の割に新鮮な野菜とフルーツが美味しいです。

公式サイト:https://freshco.com/

Safeway

Safeway(セーフウェイ)は1929年に創業したアメリカの会社ですが、カナダの店舗は2013年にカナダ企業であるソビーズに加わり、今はCanada Safewayとしてカルガリーに本社を置いています。

カナダ西部を中心に183店舗ある大手スーパーマーケット。そのうち115店舗はB.C.州とアルバータ州にあります。バンクーバーやカルガリーに住む人は、親会社であるソビーズは知らないけどセーフウェイなら知っているという人の方が多いのではないでしょうか。

一方、オンタリオではたったの6店舗!しかもトロントやオタワにはなく、知る人ぞ知る(?)地方のスーパーです。

公式サイト:https://www.safeway.ca/

Thrifty Foods

B.C.州のビクトリアに本社があるThrifty Foods(スリフティー・フーズ)もソビーズ系列のスーパーマーケット。

ビクトリアでは超大手な位置付けですが、実は店舗数はカナダ全土で50店舗にも満たないようです…。ビクトリアの他では、バンクーバーの郊外に数店舗オープンしました。

ビクトリアでは超有名なスーパーが実は超ローカルだったなんてと驚き。

もえ
ロゴがなんとなくオシャレ?で個人的に一番好きです。ビクトリア住んでるときはみんなスリフティーの紙袋持ってた(笑)

公式サイト:https://www.thriftyfoods.com/

地元で有力!ローカルスーパーマーケット

大手3社とは異なりますが、地元で根強い人気のスーパーマーケットをおまけでご紹介します。

Save On Foods

Save on Foods(セーブオンフーズ)は、バンクーバーやビクトリア等、カナダ西部を中心に約150店舗構えるスーパーマーケット。本社はバンクーバーの東側に位置する都市ラングレーです。

カナダ西部では大手と並ぶくらい名が通ったスーパーです。私は、オンタリオ州に引っ越してきてから全く見かけなくなったので驚きました。

価格はやや高めな印象ですが、ベーカリーが美味しいのと、生鮮食品の品質は高めだと思います。

公式サイト:https://www.saveonfoods.com/

Longo's

Longo's(ロンゴーズ)は、オンタリオ州に35店舗ある家族経営のスーパーマーケットです。正式にはLongo Brothers Fruit Markets Inc.ですが、通称ロンゴーズと呼ばれ親しまれています。

イタリア移民の兄弟によって1956年に設立されました。移民がスタートしたと聞くと応援したくなってしまいます!

ロンゴーズのベーカリーとデリが美味しくておすすめですが、トロント近郊にしか店舗がないのが残念です。ローカルなスーパーマーケットですが、お買い物で貯まるポイントシステムがあります。

公式サイト:https://www.longos.com/

Fairway Markets

カナダ西部に位置するバンクーバー島で6店舗あるローカルスーパーマーケットのFairway Market(フェアウェイマーケット)。

アジア系食品を豊富に取り扱っているストアで日本食品も多く取り揃えています。日常の食品にプラスで海苔やカレールーも買えるので便利。T&Tのようにガッツリアジア系ではありませんが、主な食品は揃うので普段から和食を作る人にもおすすめ。

もえ
私がビクトリアに住んでいるときはよく行くグロッサリーストアの一つでした。

公式サイト:http://www.fairwaymarkets.com/

カナダ進出!アメリカ大手のスーパーマーケット

悔しくもカナダの生活において欠かせないのがアメリカの存在…。アメリカ大手企業はカナダでも着実に業績を伸ばしています。

アメリカ企業だけど、カナダで有名なスーパーマーケットはこちら。

Walmart Canada

知名度ナンバーワンの「ウォールマート」は、アメリカの超巨大スーパーマーケット。食器や家具、手芸用品やおもちゃも取り扱っているのでスーパーというよりデパートの規模です。日本で言えばイオンみたいな感じ。欲しいものあればとりあえずウォールマートへ行けば見つかります。

カナダ本社はビジネスの中心地オンタリオ州のミシサガで、カナダ全国に400店舗以上あります。

安いし何でもあるのですが、店内が汚く商品クオリティも決して高くありません。すごく混むのにほとんどのレジが閉まっていて並ぶのに時間がかかるのが気に入らない。

もえ
正直サービスの質も悪いから、正直あんまり行きたくない。でも安いのは本当。

公式サイト:https://www.walmart.ca/en

Whole Foods Market

Whole Food Market(ホールフーズマーケット)はアメリカで400店舗以上展開するスーパーですが、カナダではわずか13店舗!そのほとんどがトロントとバンクーバー近郊にあります。

自然環境や労働者への配慮をしたオーガニックやフェアトレード商品が並ぶ、高級スーパーです。グルテンフリーやラクトースフリーなど各アレルギーに対応した食品も豊富に取り揃えています。値札には生産地や生産者名も記載されており、店内はいつも綺麗。店員さんもフレンドリーでホスピタリティを感じるスーパーです。

普通のスーパーでは見ることのないオシャレな容器のローカルフードも人気。カナダ土産としてもオススメです。

もえ
価格はかなり高めなので日ごろの買い物に使うのは高所得層の人達かも…。

公式サイト:https://www.wholefoodsmarket.com/

カナダで高いスーパーと安いスーパー

カナダのスーパーについて調べていると、商品を比較して1番高いお店と安いお店を調べてまとめたサイトを発見しました。今回ご紹介したスーパーマーケットもリストに入っていたのでご紹介します。

カナダ!高いスーパーランキング

  1. Metro
  2. Independent
  3. Sobey's
  4. Longo's
  5. Save on Foods
  6. Safeway
  7. Loblows

    カナダ!安いスーパーランキング

    1. Real Canadian Superstore
    2. Walmart
    3. No Frills
    4. Food Basics
    5. Fresh Co

    もちろん住んでいる地域やタイミングによって意見も変わりますが、大体当たっていると思います。私は品質重視のMetroと低価格で何でもそろうWalmartを交互に利用しています。

    以上、カナダのスーパーマーケット17選ご紹介でした。

    日本のスーパーとの物価の比較(イオンvs.ウォールマート)を下記のブログ内でご紹介しています。ぜひご覧ください。

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