ワーホリ&語学留学経験者のアンケート結果(渡航先、滞在期間、帰国後の進路)
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ワーキングホリデー短期語学留学の経験者の方を対象にアンケートを実施し、60名の方に回答をいただきました。

質問の内容は「渡航先」「滞在期間」「渡航目的」「帰国後の進路」など6種類です。

ご協力いただいた方
  • ワーキングホリデー or 語学留学の経験者
  • 語学留学は海外の語学学校に通うものと定義
  • 20代~30代

海外滞在中の出来事やビザ終了後についての数値やコメントをまとめています。アンケート結果ランキングだけご覧になりたい方はこちらへ飛んでください。

ワーホリ検討中の方の参考になれば幸いです(‘◇’)ゞ

短期留学・ワーキングホリデーの渡航先

語学留学・ワーホリの人気都市は北米とオセアニアで二分。国単独トップはオーストラリア21)、次点にカナダ15%)です。アメリカにワーホリ制度はありませんが、語学留学経験者は結構います。

安く英語が学べるフィリピンも最近は注目されています。

英語圏以外の国だと、北欧・ドイツ・フランス・スペイン・中国へ行ったという回答が多かったです。※数値は(%)、小数点以下四捨五入

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短期留学・ワーキングホリデーの渡航目的

短期語学留学とワーキングホリデー経験者は78%が言語習得目的でした。※数値は(%)、小数点以下四捨五入

リフレッシュ目的の人は、医師・看護師や保育士など日本で強い資格保持者が多い印象です。忙しい仕事なだけに、1年ゆっくり休暇という贅沢なワーホリの使い方で羨ましいです!

個人的には、移民目的でのワーホリ(学生ビザ)利用者がいるかなと思いましたが、今回ご協力いただいた中にはいらっしゃいませんでした。

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海外滞在期間

今回のアンケートは語学留学・ワーキングホリデー限定なので、ワーホリ期限である1年滞在した人が圧倒的に多い結果に。1年滞在予定だったけど予定を変更して短期間で帰国することにしたという人が思ったより多くて驚きました。

1年以上滞在した人は、ワーホリ終了後にワークビザや観光ビザ、永住権に切り替えて滞在している人達です。※数値は(%)、小数点以下四捨五入

海外生活で一番困ったこと

語学留学・ワーホリ経験者に、海外生活で一番困ったことを教えていただきました。滞在国に関係なく、多いのが言語に関するものと住む場所に関するものでした。

国別では、食べ物に不便を感じたという人はイギリス・北米・豪州に多い印象。アジア圏の経験者は衛生面・安全面で不便さを感じたようです。

頂いたコメントの一部を抜粋します。

言語・対人関係で苦労した

カナダ・10か月滞在
英語も話せず内気だったので、語学学校で友達がなかなかできなかったこと。社会人留学では、10代や現役大学生の留学生達にはジェネレーションギャップを感じてしまっていたのが原因。話の合いそうな同世代がなかなか見つからず、入学後3ヶ月間は、ほぼ毎日昼食は一人。寂しさを感じていた。
オーストラリア・4か月滞在
オージーイングリッシュが初めてだったので、慣れるまで時間がかかった。例えば、todayの発音は、今まで習った英語では「トゥデイ」。しかし、オーストラリア英語では「トゥダイ」と発音。最初は何のことを言っているのか戸惑い、意味が分からず苦労した。

住むところの問題

イギリス・1年滞在
最初の2ヶ月はホームステイだったが、次のフラットがなかなか決まらなかった。働いている人限定の募集が多く、無職の自分には厳しかった。結局ホームステイを1ヶ月延長し、日本語新聞に載っていたフラットに決まった。
オーストラリア・7か月滞在
ホームステイの後に住む住居を探すのが難しい。日本と住宅事情が異なるのでなかなか気にいるところが見つからなかった。結局、単身用アパートが見つからないので、シェアフラットに入居したがお風呂がシャワーだけなのが快適じゃなかった。
イギリス・2年滞在
英語があまり話せなかった時期にフラットの契約を現地のエージェントを通して行った。しかしそのエージェントが突然私の契約を取り消しに!先に支払っていたデポジットと家賃2ヶ月分と手数料をなかなか返してくれず、英語で一生懸命戦い2ヶ月半かけて取り戻しました。イギリスではフラットのお金問題が多発している。泣き寝入りしている人も多い。

食べ物の問題

オーストラリア・4か月滞在
ホストファミリー宅での食事です。ピザにレタスが数枚とか、朝から食べたこともないオートミールがたっぷりお皿に盛られていて嫌でした。その時は英語力が未熟で、自分の気持ちを伝えられずに、困りました。
オーストラリア・1年滞在
食べることは大好きで海外の料理にも興味はありましたが、実際は毎日朝食にシリアル、夕食は鶏肉ばかりだったのが辛かったです。肉ばかり食べていたので体重も一年で激増。やはり日本のヘルシーな食事が自分には合っていると思いました。

仕事の問題

カナダ・1年滞在
英語の上達のために1年間滞在をすることにしましたが、実際はあまり英語を使わない仕事をすることになってしまった。しかも選んだ街は日本人だらけ。結果日本人ばかりと一緒にいて英語が上達しなかったことが残念。

利便性・衛生面で困った

ニュージーランド・10か月滞在
病気をした時が一番困る。ど田舎で生活をしていた時は、病院もなく、風邪を引いて39度以上の高熱が出ても部屋で安静にするしかなかった。現地の薬は怖くて使えない。英語力も乏しく、仮に病院に行けたとしても田舎の病院だと自分の症状を伝えられなかったと思う。
フィリピン・1年滞在
食べ物にハエがたかっている、部屋のシャワーから水しか出てこないといったことが頻発して苦痛だった。トイレなどの衛生面でも日本との差を痛感した1年だった。

ワーホリ・学生ビザ終了後の行動

ワーキングホリデーと短期語学留学(学生ビザ)終了後の活動について教えていただきました。

そのまま海外に滞在しているという人は21%。ほとんどの人が日本に帰国したという結果になりました。その中で就職した人(復帰含む)が43%。その中には起業準備中の人もいます。アルバイトと答えてくれた人は就職活動に苦戦しているようです。(下記コメント参照)

海外滞在組は、現地で就職結婚(コモンロー含む)して移住に分かれています。今回のアンケートでは、現地の大学やカレッジに進学した人は0人でした。※数値は(%)、小数点以下四捨五入

ワーキングホリデー・語学留学終了後の生活について、それぞれの立場からコメントをいただきましたのでご紹介します。

帰国後に就職した人のコメント

ニュージーランド
ワーホリ後も就労ビザを取得して長く働きたい気持ちはあったが、日本に帰国するという親との約束を守り帰国した。当時の年齢は26歳。年齢的にも就職する事が打倒かと思い就職した。
カナダ
ワーキングホリデーに行く前は、海外移住したいと思っていた。しかし実際行ってみると、自分には日本社会があっていると思い、帰国し日本の会社に就職した。英語力を評価してくれる会社を選んだ。

帰国後にアルバイト・パート職に就いた人のコメント

ニュージーランド
ワーキングホリデーでは、英語は上達できなかった。達したつもりが、帰国後に資格試験に挑戦したところ平凡レベルのまま…。英語を生かして就職しようと考えていたが、中途半端な英語力はアピールポイントにならず、しかたなくアルバイトを選んだ。
カナダ
帰国後の就職活動において海外経験が必ずしもプラスに評価されるわけではなく、職探しが難航した。今は正社員として就職することを目標に、現在は語学力を活かせる場所でいくつかのアルバイトを掛け持ちしている。

滞在国で就職し移住した人のコメント

ドイツ
最初から就職のために語学学習でビザを取ってドイツに渡った。特殊な専門分野の勉強をしており、日本では就職が難しい。ヨーロッパ内で最も可能性が高いのがドイツだったので必死でドイツ語を勉強し、現地で就職した。

滞在国で結婚し移住した人のコメント

カナダ
ワーキングホリデービザが切れる少し前に、現地で付き合っていた人からプロポーズされた。日本では父親が引いた線路の上を走り続けていたが、今は自分で全てを決めている。良くも悪くも、自分の力と責任で開拓していく生活が楽しい。

ワーキングホリデーや短期語学留学を人に勧めたいか

ワーホリ・語学留学の経験者として、ほかの人にも勧めたいかを聞いてみました。

8割近くの方が、自分の海外経験に満足しており他の人にも勧めたいと答えてくれました。

結果的に良かったが、人には勧めたくないと答えた人(18%)の意見は、なるほどと思いました。頂いたコメントをご紹介しています。ぜひご覧ください。※数値は(%)、小数点以下四捨五入

ワーホリ・留学をしてよかった!人にも勧めたい理由

フィリピン
日本でどんなに多様な価値観に触れたとしても、海を越えた先の価値観ほどギャップを感じることは出来ない。そのためには、形にこだわらず海外に足を運び現地の人とたくさんコミュニケーションを取ることが大切。人の器という観点から見てワーホリは非常に有意義であると感じた。
カナダ
自分の視野・可能性を広げ、色々な経験ができる。もし自分に子供がいたら、絶対に海外経験をさせたい。一方で目的意識がない、もしあってもそれを達成させる意気込みと努力がない場合はあまり意味ないかもしれない。
アメリカ
初めて親元を離れ知り合いがいない国で生活することは大変だったが、何でも自分でやらないといけない環境で自立心がつく。また、色々な国の文化に触れることで教わることもたくさんある。帰国後も海外ニュースに興味を持ち、他人事でない感覚を養えた。
北欧
海外を知ることで、日本の良いところに気づけたし、世界中に友達や知り合いができた。英語はまだ流暢ではないが、得るのは語学だけではない。すべて百聞は一見にしかず。

結果的に良かったが、積極的に勧めたくない理由

イギリス
留学を就職活動のためだけに行く人が多いが、自分は「勧めなくても自ら海外に行く人」を応援したい。就活のためと言うと、まるで働くことだけが全てで、人生のゴールのように感じる。純粋に海外が好き・語学が好きという人の力になりたい。そのような人は、他人が勧めなくても自分で行く。
中国
海外で生活することは孤独との闘い。自分の強い意志をもって生きていける人でないと向いてない。向いているのは、自ら他国の人や文化を積極的に理解したいと思う人。人に勧められたから行くものではない。その国の言葉に強い興味がある・学びたいことがある・海外で得たものを仕事でどんどん使いたいという前向きな気持ちが本人にない限り、現地の日本人と無駄にダラダラ過ごす留学くずれになってしまう。
オーストラリア
なんとなく行こうとしてる人は止めた方が良い。滞在中は各国の友達もできて本当に楽しいが、結局は語学が全く上達しないまま帰国する人が沢山いるのが現実。特に社会人になって正社員を辞めてまで行く場合は注意。帰ってきた時に同じような職に就けるとは限りません。自分の置かれた状況をよく考えたうえで検討して欲しい。

海外に行ったことを後悔している理由

カナダ
ワーキングホリデー自体の良しあしではなく、自分の事前準備が足りなかったと後悔している。きちんとリサーチして目的にあった仕事を選べるようにすることが重要。英語力がないとジャパレスや英語力が問われない単純労働の仕事に就くことになる。
ニュージーランド
帰国後の進学や就職などを考えると、積極的には勧められない。明確な目標や目的なしにワーホリする場合は、相当の覚悟を持って行くべき。私はなんとなく渡航したため帰国後の仕事探しで相当困った。

まとめ:アンケート結果ランキング

渡航先

  1. オーストラリア(21%)
  2. カナダ(15%)
  3. イギリス / フィリピン(各11%)

渡航目的

  1. 言語習得(78%)
  2. 海外体験 / リフレッシュ・休暇(各11%)

滞在期間

  1. 3ヶ月~1年(68%)
  2. 1年以上(14%)
  3. 1か月以下(11%)

海外で困ったこと

  1. コミュニケーション
  2. 食べ物
  3. 衛生・安全面

ビザ終了後の行動

  1. 帰国後、就職(32%)
  2. 帰国後、アルバイト(18%)
  3. 帰国後、進学 / 滞在国で結婚(各14%)

ワーホリ・語学留学を勧めたいか

  1. 勧めたい(79%)
  2. 積極的に勧めたくはない(18%)
  3. 後悔している(4%)

今回の調査でご協力いただけたのは60名。正確な数値と言うにはサンプル数が十分ではありません。100名を目標にしたのですが、条件に合う回答者を探すのはなかなか難しかった…。

それでも割と予測した通りの結果になったのではないでしょうか。

個人的には渡航先トップはカナダだと思っていました。オーストラリアは旅行でしか行ったことがないのですが、きっと素敵な国なんでしょうね!

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