幸せな国際結婚のために理解しておくべき心構え6つ
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憧れの国際結婚。する時はワクワクですが、日本人同士の結婚だと発生しない問題が山積みです。国際結婚を決断する前にぜひ知っておくべき心構えとは…?

文化の違いがある

育った国が違えば文化も違う。相手の国の文化や生活習慣など事前に確認し自分でどういった形で対処できるかどうか検討する必要があります。

結婚後に気付く文化も多い

付き合っている段階で気づく文化の違いもありますが、結婚後に気が付く違いも多々あります。

結婚式やクリスマスなど行事的なものや、税金・扶養・保険・年金などの制度に関連するものなど、良い意味でも悪い意味でも日本と違っているところがどんどん出てくる。

日本の常識を当てはめると国際結婚では予想外の事に驚くことがあります。

受け入れる覚悟をする

自分の国ではこうだから!」と頑なになっていては揉めるばかり。お互いに相手の文化を受け入れ譲歩する覚悟が必要です。私たち夫婦はもとから形にとらわれないスタイルで自由人ですので割とうまくやっています。

また本人達だけではなく、両親・兄弟の理解も必要不可欠です。欧米は個人主義なので、本人が決めた結婚に口を出す家族は少ないようですが、日本で結婚といえば家族同士のつながりと考える人も多い。早い段階で国際結婚をさり気なく匂わしておく方がいいかもしれません。

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言葉の壁がある

国際結婚では夫婦のどちらかがバイリンガルでない限り、どうしても言葉の壁が立ちはだかります。

残念なことにどんなに努力をしても、大人になってから言葉の勉強を始めたのではネイティブと同じように言葉を感じることができません。日本人同士だとあるはずの楽しさが言葉の壁で打ち消されてしまいます。

細かいニュアンスを表現するのが難しい

相手の話していることは理解できるのですが、微妙なニュアンスを理解・表現するのがかなり難しい。

「ほぼほぼ~」「微妙に~」など進度や程度を表現する時や、お腹が痛いとき「チクチク」「ズキズキ」など痛みの表現が伝わっているか不安になったり、補足する文章が長くなったり何かとめんどくさいです。

笑いのツボが違う

相手がよくわからないジョークを飛ばしてくることがあります。本人は楽しそうですがこっちは何が面白いのか理解不能なことも。

また、私たち日本人のジョークは日本文化や言語が背景にある場合が多いので、そのまま翻訳してもわかってもらえなかったり、面白さが半減したり…。

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結婚や移民などの手続きが面倒

結婚の手続きは日本人同士ならハンコ1つなのに国際結婚となると複雑化。ビザも必要になるので、時間がかかるし、いろいろな機関へ出向く必要があり面倒です。

結婚したからといってすぐに永住権をもらえるわけではなく、国により1年~5年ごとに更新しなければなりません。その度に婚姻関係が継続中である証拠を提出しなければならないのです。

家族や友達と会えなくなる

結婚後に日本で暮らすか、相手の国で暮らすかはカップルにより様々ですが、貴方が女性なら、相手の男性に合わせる形になることが多いのではないでしょうか。

そうなると、日本の友達や家族と会えるのは多くても年に2~3回…。友達の結婚式や親戚のお葬式に出席できないケースも出てきます。

また、海外でもすぐに友達はできますが、学生時代を一緒に過ごした友人と長く会えなくなるのは寂しいですね…。後々もめないためにも、国際結婚を決定する前に、年に何回帰省するのか事前にしっかり話し合うことが大切です。

子どもの教育方針の違い

私たち夫婦には子どもはいませんが、子どもがいる国際結婚カップルの話を聞くと色々な苦労が付いてきているようです。日本人同士では発生しない悩み事のメジャーなものはこちら。

言語

ハーフの子どもの心配事で一番に気になるのが言語の問題。国際結婚だと自然に子どもはバイリンガルになると思っている人も多いですが実際そう上手くいきません。

私の親戚は国際結婚が多いので例に出してみます。

甥の両親それぞれの母国語はフランス語と英語です。しかし子どもは英語環境で暮らしているので、彼は母親の母国語であるフランス語は全く話せません。両親にフランス語を教えるつもりがなく、子どもたちも学ぶつもりがないからです。

一方、姪はフランス語とポルトガル語と英語のトライリンガルです。両親両方がバイリンガルなのですが、3か国語をマスターする為に母親とはポルトガル語で、父親とはフランス語で、学校では英語で…と本人も両親も大変な努力をしていました。

母親が日本人でも生活拠点が海外になると、親と本人が努力をしないと子供は日本語を話せません。

しつけ・教育

教育面でも日本と海外では様々な違いがあります。

例えば、日本では子どもの「食の好き嫌い」について厳しくしつけます。しかし北米では好き嫌いも個性の一つで、無理に食べさせるのは良くないと考えられています。

ピアスやタトゥーは北米では割と寛容ですが、日本ではあまり良しとされていません。このように認識の違いが多くあります。

最後に…

国際結婚を決断する前に冷静に考えてほしい5つをご紹介しました。

最後に、上記どれにでも該当する6つ目が「お金」のこと。国際結婚は帰省の交通費をはじめ、移民申請や語学学校の費用など何かとお金がかかります。夫婦で十分な収入があれば問題ありませんが、そうでない場合は他のところで節約が必要ですね。

ご紹介させていただいたように、国際結婚には障害がたくさん。違う国で育ったんだから分からなくて当然。考え方は違っていてもお互いに歩み寄り、思いやる柔軟な心が一番大切ですね。


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