今でこそ珍しくなくなりつつある国際恋愛ですが、経験者からは「最初は戸惑った」という声をよく耳にします。
歴史背景や異なる環境で生まれ育った外国人との恋愛は、日本人同士の恋とは違う部分もたくさんあります。一般的な価値観はもちろん、恋愛観でも異なる部分が大きい。
メリットもデメリットも日本人同士のそれとは全く異なる国際恋愛の恋愛観についてお話します。
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国際恋愛の定義とは
国際恋愛という言葉を目にする機会が増えました。SNS等で定期的に炎上するワードでもあります…(苦笑)
さて、そもそも国際恋愛の定義とはどんなものなのでしょうか。ピクシブ百科事典では、至ってシンプルな解説がされています。
違う国籍同士の人(日本×中国など)が恋愛関係になること。出典:ピクシブ百科事典
近年は海外移住者数が増加に伴い、海外生まれの日本人(またはその逆)も珍しいものではなくなりつつあります。そのためブログで国際恋愛を説明するにあたり、国籍だけでなく「異なる国で生まれ育った者同士の恋愛」という前提で進めていきます。
国際恋愛は超遠距離がつきもの
外国人と付き合う場合に高確率で発生する遠距離恋愛。しかも、海を越える超遠距離恋愛を覚悟する必要があります。
メリット:自分の時間が取れる
遠距離恋愛の良いところは自分の時間をしっかりとれること。お互いに依存しすぎず自立した関係を築けます。それぞれの時間を大切にしながらゆっくり愛を深めることができます。
久しぶりに会うときの高揚感も国際恋愛を盛り上げる要素の一つですね。
デメリット:国際恋愛の超遠距離は国内の比ではない
国際恋愛の超遠距離で特に辛いのが時差。国によっては昼夜が正反対になるため、連絡のタイミングが合いづらいだけでなく、相手の時間を把握するのがストレスになることも。
そんなこんなで連絡頻度が減っていき、自然消滅へ向かう国際カップルも多いのが事実。
気持ちをハッキリ伝えることが大切
外国人との恋愛では、コミュニケーションがとても大切です。
育った環境や文化が大きく異なる相手に対して、言葉なしで気持ちを伝えることは難しい。そのため、不満も意見もすべて言葉にすることが円満な恋愛のコツです。
メリット:誤解が生じにくくケンカが長引かない
意見を思ったときにすぐに言葉にして伝えることで誤解が生じにくくなります。
また、日本人の恋愛でありがちな「ため込んで爆発」を回避うることができます。小さなことでもその都度、お互いが納得いくまで話し合います。
ケンカも罵り合いではなく、意見の食い違いを埋めることに重点を置くとよりスムーズに解説できるでしょう。討論好きな外国人ならではの恋愛観ですね。
意地の張り合いもないので、議論の決着がついたら話し合いは終了し機嫌も元通りです。
デメリット:察してくれない
普通に考えたらわかるだろ的なことで言葉にするまでわかってもらえないことがあります。態度で不機嫌を表しても相手からしたら意味不明なだけで余計に関係が悪くなります。
ムカついて顔も見たくないから部屋にこもったとしても、「話し合おう!」と扉をドンドン叩いてくるという話をよく耳にします。とにかく話し合う以外の解決方法は無いよう。
国際恋愛カップルは愛情表現が大胆
外国人は愛情表現がとても大胆。公共の場でもハグやキスは当たりまえです。日本だと、人前でイチャイチャするのは躊躇してしまいますが、海外の恋愛においては一般的な行動。周りの人も全く気にしていません。
メリット:気持ちがわかりやすく安心
日本人だとツンデレやオレ様系の人も多く、積極的な愛情表現は少ないカップルも多いのではないでしょうか。相手が恥ずかしがり屋だと、本当に両思いなのかと不安に思うこともあるはず。
しかし、国際恋愛の場合は違います。ラブラブアピールがすごいので、愛されている安心感があります。ちゃんと大切にされるし、恋人なんだと実感できます。
また、海外で生活する場合は周囲の人から「非常識…」という目で見られないので楽です。
デメリット:こちらにも同様の愛情表現を求めてくる
日本人と付き合っている感覚の愛情表現をしていると、「愛情が少ない」と文句を言われることも。人前でもハグやキスをしたい相手に対して、日本人としては勘弁してほしいと思う人も少なくないのではないでしょうか。
さっぱりした関係を望みすぎたために、寂しさ爆発した相手が不機嫌になるケースが報告されています。
恋人の友達や同僚との付き合いに参加
ペア文化のある欧米ではカップルは一緒に行動するのが基本。
友達カップルとダブルデートならまだしも、「上司夫婦と食事に行くから一緒に行こう」など、職場の人間関係に付き合わされることも珍しくありません。なんと恋人の同僚(会ったこともない人)の結婚式に一緒に出席することも!
メリット:恋人の友好関係を把握できる
正式に付き合い始めると恋人の関係者には一通り紹介されることになります。そのため、友好関係のほとんどを把握することができます。
恋人の友達や職場の人にもちゃんと「彼女・彼氏」と認識されるので、いろんな意味で安心ですね。
デメリット:自分の友好関係に干渉してくる
パートナーは自分の人生の一部という価値観のため、こちらの友好関係に干渉してくることがあります。
例えば、お互いの友達は一通り紹介することになるのが自然です。また、友達と遊ぶときは恋人も一緒にという流れになることも少なくありません。
パートナー無しで遊びたいときは「今日は日本人同士で遊びたいからついてこないで」とハッキリ断らないと当たり前みたいな顔をして一緒に来るので注意。
結婚前から家族ぐるみの付き合い
両親と別居している皆さんは、どれくらいの頻度で実家に連絡しますか?パートナーの家族と仲良くしていますか?
国際恋愛の特徴の一つに、パートナーの家族との距離が近いことがあげられます。家が近い場合は週末にどちらかの実家に行くというカップルも多い。
日本では結婚前提の付き合いになって初めて相手の両親に紹介されるパターンが一般的ですが、海外では付き合い初期段階から相手の家族と関わることになります。
メリット:結婚後のシミュレーションができる
国際恋愛の場合は、結婚前の段階でも家族の家に一緒に遊びに行ったり、週末に一緒に出掛けたりと家族ぐるみの付き合いをします。もちろん結婚式やクリスマスなどの行事も家族の一員として参加します。
まだ結婚していない恋人の兄弟の結婚式に参加するのはなかなか気まずいですが、相手の家庭環境や将来関わる人達を知ることができるのは良いことですね。
デメリット:結婚前の家族付き合いが面倒
国際恋愛では結婚前から恋人の家族と関わるのが一般的。しかし、それが負担になることもあります。
めんどくさいので遊びに行かなかったり、テレビ電話の画面に顔を出さなかったりすると「〇〇ちゃんは今日は何してるの?」など、ちょっと面倒。それでも放っておくと直接の家族から「元気?」とメッセージが入ることも…。
結婚してる場合はパートナー実家との付き合いはある程度必要かもしれませんが、結婚していない相手の家族と関わるのは嫌だという日本人は割と多いです。
まとめ:国際恋愛で「価値観の違い」を楽しむ
日本で育った日本人が突然外国に出て恋愛をすると、いろいろな違いに気が付きます。ご紹介したものは国際恋愛カップルが悩む内容の代表的なものですが、カップルによって価値観の違いは様々。
国際恋愛になると言葉の壁だけでなく、生まれ育った国の習慣や文化が全く異なり、日本人同士で付き合う時以上の困難に直面するかもしれません。
しかし、文化的背景や価値観の違いが大きいぶん刺激的で毎日が新しいことの発見。最初は理解できずに苦しむことが多い「違い」ですが、楽しめると国際恋愛がぐっと楽しくなりますよ。
恋愛観のズレをどのように埋めていくか、どのように理解し合えるかが国際恋愛を楽しくするコツです。
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