【カナダ・アルバータ州】他の州の運転免許証から変更する方法
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先日、オンタリオ州の運転免許証をアルバータ州の免許証に交換しました。私の書類不備と政府側のミスが重なり手間取って、なんと4回も申請オフィスを訪れることに…。通常30分で済む手続きに大変な時間と労力がかかってしまいました。

知っておけばスムーズにいく、他の州の免許証をアルバータ州の免許証に変更する方法をご紹介します。

この記事はこんな人にオススメ
  • アルバータ州の運転免許証に変更したい
  • カナダの運転免許証を持っている
  • アルバータ州に引っ越して90日以内
  • これから90日以上アルバータ州に滞在予定

州によって異なるカナダの自動車運転免許証

カナダの運転免許証は州政府によって管理・発行されています。そのため、住んでいる州で発行された免許証が必要となります。他の州の免許証が利用できる期間は州によって異なります。アルバータ州に転居し、車を運転する場合は90日以内に免許証を変更しなければなりません。(学生と一時滞在者を除く)

州によってデザインや管轄が違うカナダの運転免許証ですが、ルールが若干異なる場合も。取得条件や運転条件も変わってくるのでよく確認しておきましょう。

尚、ワーホリや学生ビザでもアルバータ州の運転免許証を取得することができます!

それでは、アルバータ州の運転免許証について詳しくご紹介していきます。

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アルバータ州の運転免許を取得する方法

アルバータ州の免許証を取得するには3つの方法があります。

  1. 新規で取得する
  2. 他の国の免許証から変更
  3. カナダの他の州の免許証から変更

新規で取得する場合は、カナダ国内で筆記試験・実技試験を受ける必要があり、制限のない普通免許を受けるまで最低2~3年必要です。

他の国(例えば日本)で免許証をお持ちの方は、カナダの免許証と交換することができます。こちらは別記事でご紹介します。

カナダの他の州で取得した免許証をお持ちの方は、アルバータ州の運転免許証に変更することができます。今回はこの手順と必要条件をを詳しくご紹介します。

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【申請方法】アルバータ州の免許証に変更する

交換できる条件

まず、他の州の自動車免許証をアルバータ州のものに交換できる条件をご確認ください。下記全てに当てはまっていることが条件です。

尚、ワーキングホリデーや学生ビザでも条件に当てはまれば免許証を取得できます。

  • 他の州の運転免許証を持っている
  • アルバータ州に引っ越した日から90日以内である
  • カナダの滞在資格があり、証明する書類がある(下記「必要書類」参照)
  • アルバータ州に住居し、住所を証明できる書類がある(下記「必要書類」参照)

変更手数料・料金

他の州の免許証からアルバータ州の運転免許証に変更する場合の手数料は、100ドルです。(2020年11月現在)

クレジットカード支払いの場合は別途手数料が加算されるので、現金またはデビットカードがお勧めです。

必要書類

他の州の運転免許証からアルバータの運転免許証に変更する際、下記①~③の書類が必要となります。各カテゴリー1つづつ用意しましょう。日本人が用意しやすいものをハイライトしています。

① ID(カナダの滞在資格)

  • カナダのパスポート
  • 出生証明証
  • PRカード+自国のパスポート
  • 永住を証明する書類(日付必須)+自国のパスポート
  • 市民カード
  • 就労or就学ビザ+自国のパスポート

MEMO

就労or学生ビザは残り滞在が90日以上あること。就労ビザはオープン(ワーホリ)またはアルバータ州での就労を認めるものに限る。

② 他の州の運転免許証

③ アルバータ州の住居証明(氏名・住所・90日以内の日付記載があるもの)

下記の書類はコピー(PDF)でOKです。

  • 光熱費の請求書
  • 固定電話の請求書
  • ケーブルTVの請求書

下記の書類は自宅に郵送された原本が必要になります。

  • 銀行残高証明
  • クレジットカード明細
  • アルバータ州の社会保障に関する書類や小切手
  • 金融関連の書類
  • インカムタックスリターンの書類
  • 携帯電話の請求書

その他(住所・氏名の記載必須)

  • 賃貸契約書
  • 雇用証明(15日以内の日付必須)
  • フルタイムの就学証明
  • 連邦政府による児童手当(CCB)のレター
  • アルバータBlue Cross
  • 自動車保険・住宅保険の約款

MEMO

銀行の残高証明は、支店で印刷されたもの(押印有)やPDFをプリントアウトした物はNGです。必ず自宅住所へ郵送されたものが必要になります。
最近は、銀行の残高証明や各種請求書がデジタルになっており郵送しない会社が多く、アルバータ州在住証明が難しくなことがあります。賃貸契約書には代表者だけでなく、住居者全員の氏名を記載してもらうことをお勧めします。
また、アルバータ州の健康保険(AHCIP)を先に入手しておくとアルバータ州の滞在証明に利用できます。ただしカード自体には住所記載がないため、住所が書かれている部分を捨てずにとっておきましょう。

申請場所

申請場所はアルバータ州の公式サイト「REGISTRY AGENTS」から最寄りのオフィスを検索してください。下記リンク先の下の方に住んでいる地域を入力するだけでです。

カルガリー、エドモントンでは各30か所ほどヒットします。(但し、The Alberta Motor Associationはメンバーのみ対応ですのでご注意ください。)

Find a registry agent

申請の流れ・受け取り方法

最寄りのオフィスに、必要書類を持って行けば申請完了です。視力検査や写真撮影をその場で行うので、混んでいなくても30分程かかります。

免許証は交換となるため、以前住んでいた州の免許証は没収され一時的な免許証(紙)を発行されます。実際のカードは約10日で自宅に郵送されるのでそれまで大切に保管しておきましょう。

まとめ:免許証変更時の注意点

冒頭で触れたとおり、今回の変更で私はなんと4回も申請オフィスに行くこととなりました…。

理由の一つ目は書類の不備です。アルバータの住所を証明する書類を集めるのに大変苦労しました。入居したばかりで最初の光熱日の請求書が届くまでに数か月かかること、銀行からの連絡は全てペーパーレスの電子メールのため郵便で届かないこと、賃貸契約は夫が代表者のため私の名前は記載されていないこと、TVや携帯電話も家族契約で夫名義にしていたのが仇となり、色々持って行くもののどれもNGを突き付けられました。

もえ
結局、アルバータ州の健康保険(AHCIP)の送り状を持って行き難を逃れました。早く手続きしておいてよかった!

理由の二つ目は、私の免許証の記載が間違えていたことです。オンタリオ州ではフルライセンス(G)だったのに、アルバータ州では仮免許証(GDL)になっていたことに気が付かず受け取ってしまいました。1回で済めば簡単な手続きなので、よく事前確認していくことをお勧めします。

修正
オンタリオ州でフルライセンスだったのに、アルバータ州で仮免許(GDL)になっている事について問い合わせました。
他の州のフルライセンスで2年以上の運転歴がある人でも、仮発行の紙の免許証はでGDLと表記される場合があるとのこと。後日郵送された本物の免許証はちゃんとClass5となっていました。

以上、アルバータ州の免許証に変更する方法をご紹介しました。

※この記事はアルバータ州の公式サイト(https://www.alberta.ca/exchange-non-alberta-licences.aspx#p5266s1)を参考・引用しています。

なお車を持っている人はこの後、車両登録とナンバープレートの取得が必要となります。下記のブログで詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください。

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