赤ちゃんと飛行機片道20時間。初めての子連れ国際線フライト体験談
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先日、0歳の赤ちゃんと二人でカナダ往復フライトを体験しました。

子供連れで国際線に乗る前には念入りな準備が必要です。あれば助かる機内で使える便利グッズと飛行機・空港内での過ごし方をご紹介します。海外在住者が避けては通れない子連れフライト。飛行機に乗る前に知っておきたいことと、初めての飛行機体験談をまとめました。

この記事はこんな人におすすめ
  • 赤ちゃん連れで海外旅行の予定がある人
  • 海外在住で赤ちゃんを連れて帰省予定の人
  • 海外在住で妊娠中の人

初めて子供連れで飛行機に乗ったのは、娘が生後3か月半の時と、6ヵ月半のとき。成田―トロントまでは12時間程度ですが、広島(実家)―オタワ(自宅)となると乗り継ぎも合わせて約20時間の長旅になります。

うちの子は気性が荒く家では常に文句を言っていますが、外ではいい子のお出かけ大好きっ子。乗り換えなどの道中は大丈夫でも、狭い機内でどうだろうと少し不安がありました。

フライト前に確認しておくこと

赤ちゃん連れの飛行機は事前準備がとても大切。出発前にしておいてよかったことと、しておけば良かったと思ったことをご紹介します。

空港のベビールーム(授乳室)の場所

出来ればフライト直前に1回授乳しておきたいですね。海外の空港だと授乳室がわかりにくい(もしくは無い)場合もあるので、事前にインターネットで調べておくと安心です。

私は調べておかなかったので、赤ちゃんを抱っこしたまま広い空港を歩き回りました。乗り継ぎ時間に余裕があったので特に問題はありませんでしたが疲れました。

ベビーカー利用可・不可

荷物が多くなる赤ちゃん連れのお出かけではベビーカーがあるととても便利です。会社によってベビーカーが使える範囲が異なるので調べておいた方がよさそう。

ちなみにJALANAなど日本の航空会社ではベビーカーの貸し出しをしているものの、自分のベビーカーはチェックイン時にカウンターで預けなければなりませんでした。一方、エア・カナダは飛行機に乗るぎりぎりのところまで利用OKなので便利です!

荷物の整理

狭い機内で急いで物を探すのは想像以上に大変。

国際線フライトの際は、「絶対に使うもの」と「もしかしたら使うもの」で分けて持ち込むと便利でした。「絶対に使うもの」のカバンは足元に置いて他は上のコンテナに入れておきます。

乗り換えが多い場合はパスポートとチケットを何度も出し入れします。一番出しやすい場所に整理しておくと便利です。

服装の確認

国際線の場合は長時間着替えができないと考えて、最適の服装で出発することをお勧めします。下記が私のオススメです!

  • 授乳しやすい下着→ ブラトップが楽。
  • 授乳しやすいシャツ→ 伸びる素材でサイズ大き目の物。
  • 長くないボトム(緩め)→ 長いと機内のトイレの床(汚い)に付く。
  • 上着→ ずっと着たままでも暑くないもの。大きすぎると荷物になる。
  • 紐が無い靴→ 抱っこ中に靴紐が解けて結べなくなりました…泣。
  • 赤ちゃんの服→ 靴下は紛失しやすい。足つきのオールインワンかパジャマが◎。
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赤ちゃん連れの特権

赤ちゃんと一緒のフライトはいつものフライトとは少し違います。小さい子供がいるからこそ感じたメリットをご紹介します。

優先搭乗

小さなお子様連れの場合は、エコノミークラスでも比較的早く搭乗させてもらえます。

エアカナダ(国内線・国際線)に乗った時は要介助の人(車いすなど)→ビジネスクラス→プレミアムエコノミークラスの次に搭乗しました。JALANA(国内線)の時は、要介助の人と一緒で最初に優先搭乗できました。

航空会社のおもちゃ

JALでは手遊びができる絵本、ANAではビニールで出来た飛行機のおもちゃを頂きました。子供の年齢に合わせて他にも種類があるそうです。私の娘はANAのビニール飛行機がお気に入り。おもちゃのおかげで機内でも静かに過ごせました。2019年版はカメ?の形の飛行機で可愛かったです!よだれまみれで捨ててしまいましたが・・

ちなみにエア・カナダの国内線でもログブックやぬりえ本を用意してあるそうです。私はもらったことないですけど…。たぶん自己申告制なんでしょうね。カナダだし。

隣を空席にしてもらえるかも

利用するフライトに空きがあれば、両隣をブロックまたは席移動をさせてもらえるかもしれません。

私が利用した時は閑散期だったため空席が目立ちました。JALに乗った時は、搭乗後に横一列空いた席に誘導してもらいました。ANAでは、チェックイン時に「横一列をブロックしておきますね^^」と気を聞かせていただきました。

授乳中や赤ちゃんの機嫌が悪いときに肘がぶつかったり、ジュースをこぼしたり迷惑をかけるかもしれないので、隣が空席なのは嬉しいです。

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国際線ではバシネットが大活躍

国際線の場合、事前にリクエストしておけば離陸後にバシネットと呼ばれる赤ちゃんが寝るベッドを取り付けてくれます。

ちなみに生後3ヵ月後半(5.5キロ)の時はバシネットでも十分な広さがありました。生後6ヵ月後半(6・5キロ)のときはやや狭そうでした。そのため抱っこから降ろすときに起きてしまうことが何度かありましたが、上手く降ろせたら長時間寝てくれました。小柄なうちの子でもこの窮屈さなので6ヵ月以上の赤ちゃんには使いにくいかもしれませんね。

バシネットは赤ちゃんが入っているときは上の蓋を完全に閉めないといけません。閉めていないとCAさんに回収されてしまうので注意が必要です。蓋を閉める時に赤ちゃんが起きてしまうことが何度かありました。本当に邪魔…。

ちなみに国内線(JALANA)はバシネットの貸し出しは行っていないそうです。そのため乗り継ぎの国内線(各2時間くらい)は抱っこしていました。国内線の飛行機内はとても窮屈で、隣の人の肘が赤ちゃんの頭に当たりそうになります。

国際線の小児運賃は大人料金の●●%

子ども連れの航空券料金はどうなるのでしょうか?

殆どの航空会社では国際線の赤ちゃん(2歳未満)の運賃は下記のように定められているようです。

<旅行出発日時点で2歳未満のお子さま>

  • お座席をご利用にならない場合は、大人運賃の10%の幼児運賃をご利用いただけます。
  • お座席をご利用になる場合は、大人運賃の75%の小児運賃が適用されます。
<旅行出発日時点で2歳以上12歳未満のお子さま>
大人運賃の75%の小児運賃がご利用いただけます。
<旅行出発時点で12歳以上のお子さま>
大人運賃が適用されます。

JAL公式ウェブサイトより

国内線の場合は3歳未満かつ席を取らない場合は無料、席を予約する場合は3歳~12歳未満と同様の小児普通運賃が適用されます。

機内持ち込み用バッグの種類はボストンバッグが便利

1回目のフライト時(赤ちゃん3か月)の時は、アネロのリュック1個と軽いボストンバッグ(トラベリングバッグ)1個にしました。結論から言うと、アネロのリュックは機内ではとても不便でした…。

ほとんど座っているのでリュックである意味がないだけではなく、機内が暗く、底にあるものが取り出しにくい・セキュリティーチェックなど荷物を降ろすときに面倒・抱っこ紐を使うときに肩が死ぬなど悪い所が目立ちました。

2回目のフライト時はボストンバッグ2個にしました。両方とも肩掛け紐は無く、手で持つタイプです。口が広いので狭い機内でも物を探しやすい・セキュリティーチェックで荷物を降ろすのが楽・抱っこ紐との共有がしやすいなど便利です。

まとめ:長距離フライトは赤ちゃんより親が辛かった

合計20時間のフライト。肝心の娘は3回のフライト中ほとんど寝ていました。羽田→トロント(12時間)では、なんと8時間以上寝ていました。離着陸時はおもちゃで遊べないので少しイライラしていましたが、それ以外の時間はお客さんを観察して楽しそうでした。

外が大好きな我が子は乗り継ぎの移動中もびっくりするほどいい子。スタッフや他のお客さんに笑いかけて余裕の表情です。

一方、母親は寝不足による頭痛と抱っこ紐による腰痛で辛い目に合いました。

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