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北米から帰日すると、規律の厳しさにウンザリすると同時に、ルールに従順な人々の姿にも驚きます。茶髪やピアスなど見た目に関する校則をテーマにして、規則のとらえ方について考えます。

学校の校則について考えてみる

貴方は学生のとき校則を厳守していましたか?

私が生活する地域の高校は校則がとても厳しく、ピアス禁止・茶髪禁止・スカートは膝丈・化粧禁止・指定ソックス着用など様々なルールがあります。髪を染めている子と、地毛で茶色っぽい子を区別するための「地毛登録制度」が存在し、ピアスは穴だけでも処罰の対象でした。

ちなみに私は、携帯電話を学校に持って行った(使用はしていない)のを見つかり、1週間没収+反省文を書かされたことをよく覚えています。

秩序を守り、平等で孤立しない生活

日本では集団と少しでも違うことをすると叩かれる傾向にあります。

校則に反してピアスやネイルをすれば、「変な子」に認定され、グレーのスーツで就職活動をすると「なんで黒じゃないの?」と言われます。

独自の価値観やルールに従うということは、自ら生きにくい世界へ飛び込んでいくということ。一方ルールを守れば同じ価値観の下、孤立することなく生活できます。

日本は他と違う事をする時に理由がいる国。ルールに従うことは、集団から浮かずに生きていくために必要だとも言えます。目立つと叩かれる社会って動きにくくて仕方ないですね・・・。

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ダメなものはダメ。決まりだからルールに従う

ヘルメット着用など学生の安全を守ることを目的としたルールや、無断欠席など人に迷惑をかける行為を取り締まる理由は理解できますが、ピアスの穴や茶髪など見た目に関することを禁止する意味はあるのかずっと疑問でした…。

校則をきちんと守る子は、明確な理由があり従うことを選択しているのではなく、ルールだから従っていることが多いのではないでしょうか。「ダメなものはダメ!」ってことです。

社会の理不尽に適応するための訓練?

社会に出ると理不尽なルールや慣習がたくさんあります。

他人を外見で判断することが多い日本では、危険防止以外の目的でアクセサリーや指輪を禁止している職場もありますね。外見関連以外でも何かと理不尽なことが多い社会へ出る前に、ルールに従順に適応する訓練を学校でさせたいのかもしれません。

抑え込むことだけが目的のルールに見える

TPOに対応する力をつけるためだという意見もありますが、それなら「ピアスの穴をあけること」ではなく「学校にピアスをしてこないこと」、「茶髪禁止」ではなく「式典の日はダークカラー」の方が理にかなっており、状況に応じて身だしなみを整える練習になります。目的が曖昧だから抑え込むだけの校則に見えてしまい、学生は反発したくなります。

現代社会に必要なルールかどうか見極めが必要

ところで、理不尽なことにも黙って従うことが本当に社会人としてあるべき姿なのでしょうか。既存のルールが正しいものであるか見極め、どんなルールが自分と現在の社会にとってベストなのか考えるべきだと私は思います。

当たり前だと言われていることに従うだけではなく、何事にも疑問を持って取り組むこと、時代に合わせてルールを作り替えていくことが必要なのではないでしょうか。

北米は安全・健康に関するルールは厳しい

私が生活している北米(カナダ)は自由な校風の学校が多く、ルールはとても緩い。制服がある私立高校もありますが、公立の場合は私服OK、ピアスOK、髪は何色でもOK、タトゥーOKな学校も多く、見た目についてはとても寛容な国です。

ただし健康や安全に関するルールはしっかりしています。パブや酒屋でお酒を買う時、年齢確認のため写真付きの身分証明書提示が絶対です。バイトの店員に「今日はID忘れた」と言っても無駄(笑)。自転車は年齢に関係なく法律でヘルメット着用が義務付けられています。

このようにみんなと同じであることにこだわらない一方、健康・安全に関するルールは徹底してあります。

日本の校則は厳しすぎるのか?

さて、日本の校則は厳しすぎるのでしょうか。カナダのように寛容にあるべきなのでしょうか。

日本には非合理的で理不尽なルールが本当に多いのは確かです。しかし国の事情棚に上げた「カナダではOKなのに日本ではなぜダメなのか。」という考え方はおかしい。

積み重ねられてきた歴史や文化、宗教が違う以上、それを加味したルールが適切であり、どちらかの国を基準に判断することは間違っています。

ただ「カナダではこんな決まりらしい、いいよね~」と言っただけで「日本には日本のやり方がある!」と嚙みついてくる人は、日本社会にコンプレックスでもあるのでしょうか…怖いよ。

ルールには理由が必要だと思う

WEB質問掲示板の「なぜ茶髪とピアスはダメなのか」という学生の書き込みに対して、「ルールは守らなければならない」と答えている人が多いことに驚きました。規律を重んじる日本人らしいですね。

私は「なぜ」を知ろうとする人間が好きです。子どもに「どうしてダメなの?」と聞かれたときに「そういう決まりだからダメなんだよ。」と答える大人にはなりたくない。

「ルールは守るためにある」という考え方も存在しますが、私はすべての決まりごとに理由が必要だと考えます。「ルールだから」は理由ではないし、言われても納得できない。客観的に理解し正しい選択をするため、どんな決まりにも理由が欲しいんです。


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