何が失敗だった?社会人ワーキングホリデー後悔している人の体験談【Vol.7】
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ワーキングホリデーに行く前は、海外で「あれもしたい、これもしたい」と夢がいっぱい。しかしワーホリ成功例や満足の声がたくさんある一方で、失敗例が埋もれている印象です。今回は「ワーホリをして後悔している」という方の体験談と改善案を考えます。

勤めていた会社を退職してワーホリして後悔

学生の頃から海外に憧れていたAさん。会社を退職してまで夢見たワーホリに出発したのに、残念な結果に終わり今でも後悔しているそうです

詳しくお話を聞かせていただきましたのでご紹介します。

Aさん
社会人になってすぐに社会の仕組みに挫折。今思えばワーキングホリデーは会社を辞める口実だったかもしれません。それでも、語学学校に3か月も入れば英語もペラペラになるだろうし、ホームステイ先で素敵な出会いもあるかもしれない。国際結婚だってあるかも・・・。もしかしたら帰国後は英語を使うバリバリキャリアウーマンかも。色々な将来の自分の妄想を膨らませながらワーホリへ行きました。

失敗理由:努力をする気が無い

Aさんは英語ペラペラ素敵な出会い国際結婚キャリアウーマンなど、なりたい自分を色々想像して期待に胸を膨らませていますが、それを実現するために努力が必要だということを忘れています。

改善案:目標を立てる

実際ワーホリをしただけでは英語を話せるようにならないし、国際結婚も運が良いだけでは実現しません。

また、学生時代の留学経験と社会人になってからのワーキングホリデーや語学留学は社会からの評価が全く異なります。就職に有利な特別な資格がある人を除き、「努力をしないワーホリ=帰国後に厳しい就職活動が待っている」ということを意味します。

商売を始めるとか、海外の航空会社に就職するとか、TOEIC満点取って帰国するとか、人間として大きく成長するとか、明確な目標を立て努力する覚悟を持って出発しましょう。

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ホームステイが想像していたものと違い後悔

Aさんは渡航後わずか1週間で現実に直面することに。

ホームステイと言えば、家族の一員として優しく英語も教えてもらったり、一緒にでかけたり、ワイワイとかまってもらえるものだと信じていたのです。

Aさん
特にもてなすこともなく、社会人の私を社会人の客として滞在させるだけの家でした。家族はみんな働いていて、食事の時間もばらばら。私は部屋を一つ借りているだけの外国人。

失敗原因:期待しすぎ

Aさんの失敗は、TV番組に出るようなアットホームなホストファミリーを期待していたこと。

確かに、芸能人の子供たちが海外にホームステイするバラエティ番組をよく目にしますから仕方ないかもしれませんが…。留学生だからとちやほやしてくれるファミリーは稀。子供ならともかく、社会人なのでなおさらです。

改善案:積極的にコミュニケーションをとる

お客さんだから待っていたら声をかけてくれる、誘ってくれるという考え方は忘れて、自分から積極的に話しかけてみることをオススメします。

「今日、仕事はどうだった?」「英語のことで聞きたいことがあるんだけどいい?」「来週のイベントに一緒に行ってみない?」

せっかく一緒に住んでいる人たち。簡単にネイティブスピーカーの友達をゲットできるかもしれません。

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語学学校で英語が伸びない

Aさんのガッカリは通い始めた語学学校でもありました。

Aさん
日本にいた時に倣っていた英語の授業を、英語で学ぶ。駅前留学とさほどかわりのない授業でした。しかもせっかく海外に来たというのに、語学学校には日本人と韓国人しかいません。英語も話せるようになりませんでした。

失敗原因:学校へ通う=英語が上達するという勘違い

上記のホームステイ同様、ここでも期待をしすぎていたようですね。それと「学校へ行けば勝手に英語が話せるようになる」という勘違いがあります。

当然ですが、語学学校に通うのは英語勉強中の人だけ。英語ペラペラは先生だけです。そしてその状態に気づきながら、何も始めようとしなかったところにも問題があると思います。

改善案:学校以外で英語を使う

語学学校のレッスンだけを見ると、Aさんの言う通り国内英会話スクールと大差ありません。語学学校はあくまで文法やコミュニケーションの「練習」をする場所なのでそこに重きを置いてはいけないのです。

せっかく海外にいるんだから、お店の人に話しかけたり、大学のクラブ活動に参加してみたり、語学学校以外の場所で英語を使う機会を自分で作る必要があります。

日本にいるのと変わらぬ日々に後悔

結局Aさんは滞在することだけが目的となり、最初の自信はどこへ行ったのか、気が付けば日系の漫画喫茶に入り浸ることになってしまいます。

Aさん
漫画喫茶の回数券まで購入し、毎日時間があれば漫画を読む日々。夕方からはジャパレスで日本人に囲まれて働き、家に帰ったら日本人のシェアメートと食事という生活の繰り返しでした…。

失敗原因:楽な方へ逃げる

完全に日本環境に身を置いてしまったことが問題です。私たちは日本人だから日本人と働き、日本人と遊ぶ方が楽しいに決まっています。ワーホリでは楽な方を選択していては目標は達成できません。

改善案:悪い環境を一掃

最初から日本人があまり住んでいない都市を選ぶのが方法の一つとしてあります。しかしそれで絶対に大丈夫というわけではありません。

一度、この環境に身を置いてしまうと軌道修正を図るのは大変。突然遊ばなくなると友人や同僚も困惑しますし、知ってしまったぬるま湯環境を忘れるのは、意思が弱い人にとって至難の業です。

しかし、そんな悪い環境を一掃するオススメな方法があります。それが「違う都市へ引っ越し」。新しい環境で再スタートをきることも方法の一つですよ。実際に成功した例もたくさん見てきました。

ワーホリで失敗・後悔する人は少数じゃない

日本にいてもできるような生活しかしなかった自分に激しく後悔したというAさん。しかし、次のようなことも口にしました。

Aさん
私だけがこんな生活を送っているわけではなく、ワーホリに来ている日本人の多くが、私のような生活をしていました。そして私同様、帰国後になかなか就職がみつからず困った人も大勢いるのではないでしょうか。きっと行ったことを後悔しているはず・・・。

ワーホリ失敗談は露出が少ない

実際、留学斡旋会社のウェブサイトや、体験談などのブログは成功者のものがほとんどです。

私自身も、自分のした語学留学・ワーホリと今の状況に満足しているからこそ、このブログを運営しています。もしも、留学したことを後悔していたとすれば、体験談なんて誰にも話したくないです。

雑誌やネット上の留学・ワーホリ成功談が、誰にでも必ず当てはまるものではないことを認識しておくべきだと思います。

失敗・後悔しないように準備はできる

輝かしいワーホリ成功例ばかり見ていると、「ワーホリしたら英語が話せるようになる」「外国人の友達が大勢できる」「輝かしい未来がある」と勘違いしてしまいがち。

先人の失敗談にもしっかり目を通して、ワーホリは成功も失敗も自分次第であることを認識してワーホリに望んでほしいと思います^^

下記の「社会人ワーホリ体験談集」では、実際に会社を退職してからワーキングホリデーに行った方の体験談を掲載しています。出発前や滞在中のお仕事、帰国後の就職についてなど体験者それぞれの言葉で語ります。


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